[WBS] 切符券売機から現金引き出し!?東急沿線各駅で新サービス!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

突然ですが、ここは駅です。

切符の券売機はここに並んでいます。

最近、この券売機で切符を買うという機会が減ってきたように感じませんか?

SuicaやPASMOなどのICカードの普及で切符を買う人が減った上に、オートチャージ機能を使えば券売機に一切触れること無く電車に乗ることができてしまいます。

そんな存在感がなくなりつつある券売機でまさかの使い方ができる、あるサービスが始まります。

東京急行電鉄株式会社

滝沢孝祐記者、

東急電鉄が7月13日に発表したのが券売機を使ってお金を引き出せるサービスです。スマートフォンにQRコードを表示させてスマホをかざすとお金が引き出せます。

駅にある券売機を使って現金を引き出せる日本で初めてのサービスです。

横浜銀行やゆうちょ銀行の銀行口座と連携したスマートフォンのアプリで引き出す金額を指示。

スマホに表示されるQRコードを券売機の読み取り機にかざせば出金される仕組みです。

東急線の各駅で2019年春からのサービス開始を目指します。

手数料はコンビニエンスストアおATMと同程度、100円から200円ほどの見込みです。

東京急行電鉄の髙橋和夫社長は、

低利用の券売機に着目。キャッシュレス化の中でキャッシングという逆張り的、逆転の発想から生まれたユニークなもの。

券売機

実は駅の券売機、台数が減っています。

東急では最も台数が多かった2001年にはおよそ630台あった券売機が現在は半分ほどの317台にまで減少。

SuicaやPASMOなど交通系ICカードの普及で切符を買う人が減っているからです。

東京急行電鉄の八巻善行さんは、

公共交通機関で、現金しか使えないお客様もいる。券売機をなくせないのであれば利便性を上げるために新たなサービスを生み出すツールに。

駅の利用者に聞いてみると、

学校帰りに銀行が閉まっている事も多い。便利だ。

使うと思う。

キャッシュレス

今回のサービス、店頭でスマホをかざして支払いができるキャッシュレス決済の仕組みを応用しています。

一見すると現金の引き出しはキャッシュレスに逆行するように見えます。

横浜銀行の島山幸晴さんは、

現金がないと「不安」「不便」というお客様もいる。スマホでお金が下ろせることに気づいてもらい、同じ仕組みでキャッシュレスで買い物ができる。

現金思考が根強い日本人。

ボストン・コンサルティング・グループの推計によると日本の現金決済比率はおよそ60%。

先進国の平均と比べて2倍近くに上ります。

実は目には見えないコストが掛かっています。

ボストン・コンサルティング・グループの佐々木靖シニア・パートナーは、

現金決済は金融機関だけのコストではじくと約2兆円の負担がある。

日本では金融業界だけでもATMの管理や現金の輸送費用などに年間およそ2兆円のコストがかかっていると試算されます。

7月13日に発表されたサービスはATMを代替するわけではありませんが金融機関の経営が厳しさを増す中、今後同様のサービスが増えるかもしれません。