[WBS] 「SL」が生む経済波及効果!バス・・・ホテル・・・飲食店にも!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

2017年8月、東武鉄道が半世紀ぶりに運行を復活させた蒸気機関車「SL大樹」。

栃木県日光市の下今市と鬼怒川温泉間のおよそ13キロを走り、8月10日で1周年を迎えました。

鉄道の乗客数の減少に歯止めをかけ、地元の観光の起爆剤になると大きな期待が掛かっていたSL運行ですが果たしてどのような効果があったのでしょうか?

東武鉄道SL復活運転プロジェクト

栃木県日光市で8月10日、SL大樹の運行開始から1周年を記念したセレモニーが開かれました。

日光市の大嶋一生市長は、

多くのお客様や市民から認知してもらえて観光復興、誘客ができた。

午前の列車にはおよそ200人が乗り込みほぼ満席に。

そして午前11時過ぎに出発。

鬼怒川温泉から下今市駅まで30分ほど旅が始まります。

本の中のものと思っていた。

息子のいい思い出にもなってうれしい。

車内ではSLアテンダントと呼ばれる女性が下今市で楽しめるおすすめスポットを紹介。

旅を盛り上げます。

まもなく外で皆さんが手を振ってくれますよ。

そこには手を振る地元住民の姿が・・・

SLが走る日は必ずこうして乗客を送り迎えしています。

倉ケ崎明日を考える会の八木澤光一会長は、

手を振ることは普段ないので最初は恥ずかしくてできなかった。

今はみんな喜んで手を振ってくれる。

倉ケ崎の活性化になっているのでは。

SL大樹の運行開始から1年、八木澤さんたちは率先して沿線を開発。乗客に思い出を残してもらうためこの場所一面を花畑にする計画です。

地元住民が一体となってSLを盛り上げる理由は地域の活性化です。

ホテルサンシャイン鬼怒川

赤羽俊哉記者、

あそこにSLがあります。

鬼怒川温泉街に現れたSLのバス。

ホテルサンシャイン鬼怒川の髙橋真由美女将は、

線路だけではなく町の中も走るとかわいいと思って作った。

元々は保育園のバスを改装しSL大樹そっくりに。

今はホテルの送迎バスに使っています。

この大型温泉ホテルではSLが走るようになるとファミリー層の割合がアップしました。

ホテルは60%から68%に稼働率が増えた。

大井川鐵道株式会社

静岡県中部の大井川鉄道では2014年に従来のSLに加えてきかんしゃトーマスのSLの運行を始めました。

すると出発駅がある島田市では1年間で市内の宿泊客数が4万人増えたというデータもあります。

SL大樹効果

下今市駅でもSL大樹効果により乗降車数が24%増えたといいます。

駅近くの喫茶店「珈茶話 KASHIWA」。

カプチーノの泡にチョコレートシロップで描いているのは「SL大樹ラテ」。

すごい。

おいしい。

珈茶話 KASHIWAの柏木純一さんは、

今市はそんなに観光客はいなかったが観光地化してきた。

明治36年創業の和菓子店「二宮堂製菓舗」でも・・・

二宮堂製菓舗の藤原理佐子さん、

SL燃料のなる豆炭をイメージして竹炭パウダーを使って黒まんじゅうにした。

花林糖まんじゅうは108円。

カリッとした食感でお客様の評判は上々です。

東武鉄道の試算ではこの1年で地域への経済効果はおよそ14億円に上るといいます。

東武鉄道鉄道事業本部の浜田晋一部長は、

鬼怒川線は会津鉄道につながっているので誘客に結びつけたい。