[がっちりマンデー] ピタッと当ててがっちり!「儲かる予想ビジネス」(3)

ピタッと当ててがっちり!「儲かる予想ビジネス」

株式会社玉子屋

東京は蒲田にある玉子屋という会社。

「何をしている会社?」

玉子屋っていうので卵を売っているように見えますけど宅配弁当をやっている会社。

玉子屋は1975年の設立以来、企業向けの宅配弁当一筋の会社。

お弁当の注文受付は当日午前9時から午前10時までの1時間だけ。メニューは日替わりで1種類のみ。

自社工場で1から作ったランチ弁当をお昼12時までにオフィスに配送しています。その数なんと、

1個450円で毎日6万食。1日2,700万円。

1日3,000食出れば大ヒットの宅配弁当業界にあって、なんと20倍の6万食。お弁当だけに盛っているんじゃないの?

菅原勇一郎社長、何を予想してがっちりなのですか?

翌日出るお弁当の数を予想しています。

お昼12時の3時間前に注文が来るって、注文受付後に作ると間に合いません。だから注文受付前に数を予想して作る必要があります。

多すぎるとムダが出るし、少なすぎるとお昼までに間に合いません。

ムダなくピタッと予想しないとダメなんです。

「大丈夫ですか?」

大丈夫です!予想する達人がいます。

宅配弁当の翌日の数をズバリ予想!

予想の達人?どんな御仁なんですか?

「予想の達人ですか?」

はい、そうです!

お弁当の数を予想し続けて30年、相原孝吉統括工場長。

明日のお弁当の数をいくつと予想します?

明日は5万8,000個でスタートしようかなと。

なんの躊躇いもなくいきなりのズバリ予想!

なんで5万8,000個と予想?

今までの長年のカンと曜日。月曜日は会議が多くて会社に残っている人が多く、月曜日の方が金曜日よりお弁当の数が多い。

工場長曰く週の前半はどの会社も割と会議が多いのでお弁当も増えます。土日の休みが近づく木、金は注文が減るらしい。

そして翌日の午前4時30分、曇り時々雨。製造工場では昨日予想した5万8,000食分を製造中です。

まだ注文開始9時の3時間半前の午前5時30分、ガンガンお弁当を作っていきます。

ここで相原工場長、空の様子を見て動きました。

とりあえず1,000個追加で5万9,000個までやりますよ!

当日早朝の天候を見て、会社でお弁当を食べる人が増えると見てお弁当の数を修正。

さらにもうひとつ工場長の予想修正にはある根拠がありました。

配送員たちの持ち出しの数。自分たちが明日いくつ持ち出すかの数。

「配送員の人も予想する?」

そうです!

玉子屋では前日にお弁当の配送員が担当エリアの明日の注文分を予想します。その方法とは、

配送先のキャリアコンサルティングの田中可南子さん、

今週は水・木・金で社員旅行に行く社員がいるので、その分お弁当の数が少なくなるかも。

お弁当箱の回収時にお客様からさり気なく予想に必要な情報をゲットしていました。

配送員も予想した数字も加味して工場長は追加発注しているのです。

そして注文受付開始まであと1時間の朝8時、まさかの光景が。

出発します。向かいます、向かいます。

注文受付開始の1時間前に予想した分を積み込んで出発!本社のある蒲田から離れた上野などには早く出ないと間に合わないので予想だけで出発します。

改めて申しますが、まだ注文は来ていませんから。

いよいよ朝9時、本社では注文の受付が開始されます。

お弁当が7個、おかずが1個で合計8個で承りました。

6個で!今日は6個で!

おかずで2食で合計4つという事ですね。

企業から電話ラッシュ。玉子屋での注文受付はほぼ電話とファクス。

注文がジャンジャン入っている頃、お弁当の製造ラインでは、

もう500個で、6万500個までお願いします!

もう500個でお願いします。

相原工場長、ここに来てさらに1,000個追加発注。そして、

6万1,300個で決まります。

この日作ったお弁当の数は6万1,300個。

では、注文はいくつ来ているのか?

集計担当の執行役員、経営戦略室室長の和田一利さん、集計結果を教えてください。

6万1,181個。

生産数61,300個に対して注文数が6万1,181個。その差119個、誤差0.1%。これはスゴい!

それにしても菅原社長、かなりアナログにこだわっていますね。

決してアナログにこだわっているわけではなくて我々がやっていることはどうしてもシステム化できない。人の力でやるしかない!人の方が優秀!こんなこと言っちゃっていいのかな。

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