[WBS] ヒットの秘訣は「真面目にバカを」!大人がハマる個性派おもちゃ!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

少子化で子供向けオモチャの市場は頭打ちといわれています。

そんな中、大人をターゲットに「食」をテーマにしたオモチャでヒットを狙うメーカーを取材しました。

そうめんスライダー

愛知県豊橋市、あるお宅の庭で開かれていたパーティー。近所のママ友と子供たちが集まっていました。

目的はあるオモチャです。

そうめん流すよ!

「流しそうめん」を楽しむオモチャ、その名も「そうめんスライダー」。

価格は16,800円と、オモチャとしては高額ながらその商品がいま異例のヒットを飛ばしています。

主婦の二宮智子さんは、

子供よりも私が楽しそうって直感で買っちゃたんで、旦那の許可も得ずにポチッとネット通販で。

cafe Kyogo

東京・代官山。

夜7時に開店するバーではこの夏、店の一画にそうめんスライダーを常設しました。

そうめん食べ放題で1,000円。

お客様から好評を得ています。

店長の加藤直美さんは、

大人が遊ぶいいオモチャだと思います。amazonで買いました。

アマゾンジャパン合同会社

ネット通販で購入した人も多かったようです。

アマゾンジャパン おもちゃ&ホビー事業部の米田浩延さんは、

こちらのそうめんスライダーが昨年からSNS・ネットニュース・動画などで非常に大きく取り上げられ話題になりamazonでも販売が好調です。我々も売り上げの予想を立てていますが、そこをはるかに超える販売。

少なくともヒット商品の一つではないかと。

株式会社タカラトミーアーツ

販売しているのは東京・葛飾区のタカラトミーアーツ。

2016年に初めて商品化し大きな話題となりました。

今年、スケールアップした第2弾を発表。

即日完売となり再生産するも即完売、異例の再々生産に踏み切りました。

宇佐美博之社長は、

大ヒットですね。ただこの業界ですので私たちが出すと、すぐに追随してくるところが来ますので、それに対して私たちは次の笑いを、次の「バカだな」を取りに行くと。

私たちタカラトミーアーツ社員にとって「バカだな」と言われることは褒め言葉。本気で真面目にバカをやろうと。

試作第1号

次のバカだなを取りに行く。担当者はすでに動き始めていました。

「かなり大きいですね。」

そうなんです。

来年発売予定の試作第1号。一部はまだお見せできませんが新しい仕掛けも施されています。

そうめんスライダーの開発者、ライフ企画課の平林千明さん。

ここに一番の見せ場を作りたいです。ここを透明で打つこともできますよね?

設計、組み立ての担当者に改良点を指摘します。

ただしこの開発、社内だけでは完結しません。

東京サマーランド

東京・あきる野市。平林さん、ある場所へと行ってきました。

東京サマーランド。

ウォータースライダーが人気を集める関東最大級のプール施設です。

実はそうめんスライダー、東京サマーランドとのコラボ商品なのです。

あのバケツをモチーフにしてそうめんスライダーの頂上をレイアウトしています。

貯めた水を一気に流すバケツ。加速を促すドロップと呼ばれる傾斜構造。

さらに人気アトラクション「デカスラ」から大きく横に揺れる動きも取り入れました。

ディテールへのこだわりが本物感を演出。大人の目を引く商品に仕立てているのです。

来年発売の第3弾も東京サマーランドがデザイン監修。

支柱はですね、鉄骨で。よく再現できていますね。

実際のスライダーと見比べると鉄骨の支柱がよく再現されています。

監修するのは東京サマーランドの一級建築士、施設課の小泉孝二さん。

新しい仕掛けについて構造や造形の面で細かくアドバイスを貰いました。

これから帰って設計に移す。段階の絵は見えてきました。かなりいいものになりそうですね。

究極のTKG

こうした食に関するオモチャを専門に手掛けている平林さん。

10月にある新商品の発売を控えていました。

「究極のTKG」という商品になっています。

「究極のTKG?」

卵かけご飯ですね。

どういう趣旨の商品かというと、まずは生卵を容器にセッティング。レバーをノックすると卵が割れ、白身と黄身に分離します。

スイッチを押すと容器の下にあるミキサーが回転。白身を撹拌します。3分ほどで白身はメレンゲ状に。

それをご飯の上に盛り付ければ完成。

フワフワとした食感を楽しむ新しい卵かけご飯の食べ方を提案する商品です。

そうめんのヒットがあって、それに続くように手軽な食材を楽しい方向に持っていくのがヒットの鍵かなと思いまして。

狙うはそうめんに続くヒット。

日本農産工業株式会社

この日は横浜の会社へ商談に。

日本農産工業。

ちょっと卵をお借りしてもよろしいでしょうか?

ここはブランド卵の「ヨード卵光」を販売している会社。

まずは食べてもらいます。

ヨード卵部の後藤健さんは、

おいしいです。やさしい味がしますね。

ヨード卵部の松永好美さんは、

普通の卵かけご飯で食べるより甘い感じ。

評判は上々。この日、ヨード卵光の購入者に向けたプレゼントキャンペーンに決まりました。

株式会社イトーヨーカ堂

東京・浅草。新作オモチャの見本市「クリスマスおもちゃ見本市2017」で「究極のTKG」のブースを構えました。

商品に目をつけたバイヤーたちがやってきます。

イトーヨーカ堂文具玩具担当マーチャンダイザー、南原貴志さんは、

非常に話題になると思っていますので、これは全国展開で大きく力を入れて行こうと。

すでに売約済み。イトーヨーカ堂全店の玩具と食品、両方の売り場で展開される予定です。

大人をターゲットに斬新なコンセプトを打ち出す食に関するオモチャ。企業とのコラボによる話題作りで今後も注目を集めそうです。