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[ガイアの夜明け] 今こそ、地元の「助っ人」に!~地域の銀行マン・信金マン~(2)

2016年12月7日

今こそ、地元の「助っ人」に!~地域の銀行マン・信金マン~

株式会社但馬銀行

兵庫県北部、但馬地方。

国道沿いにはシャッターを閉めた店が目立ちます。事業者数はこの15年で3割近く減少しました。

但馬地方の中心、豊岡市に本店を置く株式会社但馬銀行。

8年前、地元経済の再生を目指す地域密着推進課が作られました。

課長は中島高幸さん(38歳)。

わたしのふるさとでもある但馬地域を何とか活性化させないといけないという危機感が根底にある。

向かったのは兵庫県養父市にある株式会社谷常製菓。

株式会社谷常製菓

約150年の歴史を持つ和菓子と洋菓子の名店。地元の人々に愛されてきました。

この日、店にとって待望の新しい機械が到着しました。

中島高幸さんも見守る中、設置されたのは瞬間冷凍機、200万円しました。

パティシエが精魂込めて作ったケーキ、それを一気に冷凍することで出来たての味を長期間保存することができます。

作りたての味に近い状態で解凍できる。「出来たて」といってもおかしくないくらい。

瞬間冷凍機によって全国に販路を広げることができるようになったのです。

今回、中島さんのおかげで。

この機械の購入資金は中島高幸さんのアイデアで生まれました。

高島屋大阪店

店から150キロ離れた高島屋大阪店。

全国の名店が集まる一角に9月下旬、株式会社谷常製菓の売場が。

期間限定ですが念願の初出店です。

目玉は「栗きゃらめる」。

栗の王様、丹波の栗をふんだんに使った贅沢なケーキ。こうして生菓子を出せるのも瞬間冷凍機のおかげです。

お客様は、

おいしかった。

すごいおいしかった。

丹波地方の小さな企業から新たなヒット商品が生まれようとしています。

これを可能にしたのが、「ふるさと投資」。私たちも参加できます。

株式会社但馬銀行

兵庫県豊岡市にある株式会社但馬銀行の本店。

地域密着推進課の中島高幸さん、再び「ふるさと投資」を仕掛けようとしていました。

株式会社マイハニー

7月、向かった先は養父市長野地区。着くなり着替えさせられました。

訪れたのは株式会社マイハニーという会社の養蜂場。2015年からここで蜂蜜を集め製品化しています。

生産の責任者、安達哲雄さん(73歳)。

現在、スタッフは5人。今、さらに事業を拡大しようとしています。

前は耕作放棄地だったんですか?

一番上も耕作放棄地だった。

かつては農地だったところが雑草に覆われています。高齢化と後継者不足が原因です。

こうした耕作放棄地は土壌が荒廃し、害虫が発生するなど周辺に悪影響をもたらします。

この上に大きい遊んでいる農地がある。そこを耕してレンゲをまこうかと。

安達哲雄さん、放置された農地に花を植えてミツバチを飼い、農地を守ろうとしていたのです。

春はレンゲ、7月はボリジ(和名:ルリジサ)の花から蜜を集めます。

隣では8月に向けヒマワリを育てています。

安達哲雄さんは養父市の出身。農林水産省に勤めた後、養蜂を学び、株式会社マイハニーを立ち上げました。

中島高幸さんは、

この暑い中、大変な思いをして採蜜しているのを実感できた。

中島高幸さん、この株式会社マイハニーをふるさと投資で支援しようと考えていたのです。

しかし、ある日、安達哲雄さんが畑に行くと異変が・・・。

ヒマワリの蕾が全て消えていたのです。

一体、何が起きたのか?

資金を集

ふるさとの耕作放棄地で養蜂を始めた株式会社マイハニーの安達哲雄さん。

事務所の一室を間借りしてスタッフと一緒に商品を作っています。

使い切り用に小分けされたハチミツ。

2人で作業するには、ちょっと手狭。

そこで安達哲雄さん、資金を集め、生産設備を拡大したいと考えていました。

パティスリー・アッシュ・カトウ

一方、それを支援している株式会社但馬銀行の中島高幸さん、株式会社マイハニーの販売担当、菅野秀和さんを連れて行ったのは、株式会社但馬銀行が取引をしている洋菓子店「パティスリー・アッシュ・カトウ」です。

まずはパティシエに味見をしてもらいます。

フルーティーですね。

さらに別の時期に採ったハチミツも試してもらいます。

全然違いますね。熟成されたような味ですね。

同じ場所で採ったハチミツでも季節ごとの花で色も味も変わるのです。

この店、購入を検討してくれることになりました。

但馬のまほろば

次に中島高幸さんが向かった先は地元の道の駅「但馬のまほろば」。

養父市の事業者でマイハニーという会社がありまして。

マイハニーは供給はちゃんとできるところですか?

まだまだ数量としては少ないが、どんどん増やしていこうと取り組みをしている。

販路開拓の前に、まずは生産の安定。現実を突き付けられました。

ふるさと投資

株式会社マイハニーを支援する中島高幸さん。

なぜ銀行が直接融資をするのではなく、ふるさと投資という仕組みを使うのでしょうか?

創業間もない事業者が取り組みを多くの人に知ってもらう。より多くの人にPRできる場として、融資よりも「ふるさと投資」を活用した方がいい。

ふるさと投資で一般から集めた資金を使い、企業は新たな事業をスタートさせます。次のステップで設備投資や雇用が生まれた時、銀行は融資でバックアップしようという考えです。

シカ

その頃、安達哲雄さんにショックな出来事が起きていました。

食べられたヒマワリの残骸。

夏場の蜜を集めるために育てていたヒマワリがシカに食べられ全滅したのです。

虚しさが残る。

しかし、落ち込んでばかりはいられません。

耕作放棄地

この日、安達哲雄さんは地元の公民館へ向かいました。

集まっていたのは地区の農家達。

安達哲雄さん、耕作放棄地を借りるお願いに来たのです。

「あそこが良くなった」という場所にするために一緒になってやれたら。

住民の協力がなければ花畑を増やすことは出来ません。

2日後、耕作放棄地を訪ねると、みんなが草を刈ってくれていました。

地元の人々が全面協力を申し出てくれたのです。

そこには中島高幸さんの姿もあります。

事業計画書

さらに中島高幸さん、株式会社マイハニーのために重要な書類を仕上げていました。

「ふるさと投資」の事業計画書です。

ふるさと投資では売上や、どれだけの配当が出せるかなど具体的な数字が求められます。

地域の人と実際に協力しながらやっているので、計画に織り込もうと考えている。

ぜひとも訴えたいのが耕作放棄地の再生という理念でした。

ふるさと投資ファンドは「セキュリテ」で募集が行われています。

様々な地域の取り組みが並んでいます。

そこに「ミツバチのはたけ再生ファンド」、株式会社マイハニーの募集ページもありました。1口約20,000円で、募集総額は460万円。

特典は瓶詰めのハチミツ3個、3,600円分。3年後には配当を4.7%を計画しています。

全国の投資家に思いは届くのか?

ふるさと投資

株式会社マイハニーのふるさと投資の募集が始まっていました。

フタを開けると予想外のことが・・・。

達成しているじゃないですか。

株式会社マイハニーのふるさと投資は、わずか5日で満額に達していました。

全国からの投資家は143人。460万円調達できました。

株式会社マイハニーの安達哲雄さんは、

初めて銀行の方と出会い、現場のことが分かるのかなと、そういう不安はあった。でもこれを見たら5日で終了しているという、この力。良かったなと思っている。

中島高幸さん、力を尽くした甲斐がありました。

そしてみんなで向かったのが、10年前から使われていない小学校。

この教室が株式会社マイハニーの新たな加工場になります。

グランドも整備して。

頑張っていかないかんね。

ふるさと投資で集めた資金は、ここの改修費用に充てられます。

新たに借りた耕作放棄地には、

これがレンゲです。

種を蒔いたレンゲが芽吹いていました。

株式会社但馬銀行の中島高幸さん、

マイハニーという会社が、自立した事業者として成長していけるように寄り添っていく。

地元の人達が手を組んだふるさと再生、新たな一歩を踏み出しました。

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カテゴリー:ビジネス関連
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