株式会社タイセイ
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連続増収なのに知らない会社。九州へ飛んで大分県津久見市。
人口わずか2万人の街に連続増収の上場企業?
それが株式会社タイセイ。
タイセイの佐藤です。
「どのくらい連続増収なんですか?」
佐藤綾希子さんは、
創業以来18期増収となります。
初年度はわずか1,400万円の売り上げでしたがグングン右肩上がりで11年目には20億円を突破。その後も順調に売上を伸ばし18年目の2016年は48億5,000万円に。350倍近い伸び率です。
一体、どんな事業で儲かっているのでしょう?
こちらをご覧ください。お菓子やパンを作る人たちのためのケーキ箱。リボンだったり、プリンが入っている瓶、こういう包装資材。あと小麦粉やチョコレートなどの製菓材料です。
包装資材や製菓材料
タイセイはお菓子屋さんが使う包装資材や製菓材料を販売している会社。
その品揃えはとにかく豊富。ケーキについている透明のフィルムとか、マフィン用の紙カップ、さらには、
これ何だと思います?
「分からないです。」
この形、メロンパンの形だと思いません?上の柄。
メロンパンに網目模様を付ける道具まで、その商品数は約3万点。
なんともニッチな業界で圧倒的な支持を得ているのです。
でも人気のヒミツは品揃えだけではありません。
小分け販売
ケーキ箱とかはケースで大量販売するのが普通のやり方。ウチは小分けで1個から販売しています。
「『1個から』がスゴいドヤ顔でしたね!」
ハハハハハハ!
普通、包装資材や製菓材料は箱ごと、大袋での大量販売っていうのが基本。
でもタイセイではプリン瓶の単価11円のフタでさえ1つから販売します。
この小分け方式がタイセイのこだわり。
そこにはどんなメリットがあるのでしょう?
メリット
実際にタイセイの商品を使っているケーキ屋さん「パティスリー ママン」に話を聞いてみると、
イベント性のあるもの、季節ごとに変わっていくものを購入する時に、1個から購入できるので。少し試してみようかなというのでも買えます。
街のケーキ屋さんはバラエティに富んだ新商品を少しづつ作って売っているというスタイルが多い。
そんな時、無駄なくさまざまなケースや容器を試せるタイセイの小分けサービスはピッタリ。ありがたいってワケです。
でもその小分けに対応する側には苦労も多い。
現場は手作業による人海戦術。
メーカーから箱詰めで入荷してきた商品をわざわざ1枚ずつ数えて小分けしていうという繰り返し。
「嫌になったりしませんか?」
腱鞘炎になったり!
「夢に出てきたことは?」
本当に100枚やったかなぁとか
cotta(コッタ)
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いまや18年連続増収のタイセイですが実は一度、この連続が途絶えそうなピンチがありました。
それが2010年。この時、世に巻き起こったのがコンビニスイーツブーム。
煽りを受けて小さなお菓子屋さんが次々に閉店してしまったのです。
結果、タイセイも業績が悪化。このままではマズイと新たなお客様を発掘する戦略に打って出たのです。
それが、山下玉緒さん。
こんにちは!
「何をされている方なんですが?」
主婦です!
新たなターゲットは趣味でお菓子作りを楽しんでいる奥様!
この時、タイセイは業者向けだった資材や食材を個人のお客様にも買いやすいようにと通販サイト「コッタ」を立ち上げたのです。
でも、普通の奥様がこんなプロ用の商品を買うんですかね?
お菓子作りをどんどんやっていると、だんだん凝ってきてしまってマニアックな材料を使わないと満足できなくなってしまう。
お菓子教室「スイートリボン」に通う奥様にも聞いてみると、
ここで包装したお菓子を渡したんですけど「どこで買ったの?」「わざわざ買ってきてくれたの?ありがとう!」って言われた時に私が作ったの!って、スゴく嬉しかったです!ドヤっていう感じです。
どうやらお菓子作りってのめり込むほどにどんどんプロっぽいお菓子を作りたくなるらしい。
「お店で売っているみたい」が最高の褒め言葉。
そんな奥様たちの心をグイッと掴み、いまやタイセイの売り上げの6割以上を個人が占めています。
通販サイト「コッタ」の会員数は45万人以上というから、かなりの人気サイトです。
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