ビジネス関連 ワールドビジネスサテライト

[WBS] 禁煙すると手当が出る!?社員230人、3年で喫煙者ゼロに!

2017年2月8日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

職場の禁煙や睡眠不足の改善など多くの健康促進に会社が積極的に関わり生産性のアップにつなげることを「健康経営」といいます。

その専門的なノウハウを企業に伝授する新しいビジネスがいま注目を集めています。

ティーペック株式会社

[blogcard url="http://www.t-pec.co.jp/"]

2月8日、都内で行われた会見。新たなサービスが発表されました。

ティーペック株式会社の砂原健市社長は、

2015年11月に社内喫煙率がゼロになった。それ以降、1年4ヶ月、1人の脱落者もなく現在も喫煙率はゼロを維持。

企業の従業員向けに健康支援サービスを手掛けるティーペック株式会社が発表したのは企業の社員に禁煙を徹底させる「集団禁煙プログラム」。

実はティーペック株式会社は4年前に25%居た喫煙者を2年9ヶ月で全員禁煙させることに成功。このノウハウを他の企業に売り込むことにしたのです。

ティーペック株式会社は医師や保健師が常駐するコールセンターを持つ社員230人の企業です。

喫煙者ゼロ

まったくきれいな空気の営業本部。

社内に喫煙室はなく、元喫煙所だった非常階段の近くに吸殻入れのバケツが記念として残されていました。

禁煙成功の秘訣を元喫煙者の社員に聞くと、

毎月、全体の朝礼で「今月は○人やめた!拍手!」とあって、これをきっかけにやめるしかないなと覚悟を決めてやめた。

喫煙者ゼロの秘訣、それは禁煙に成功した例を共有することで自分にもできそうだという動機づけを後押しすることです。

さらに、

健康促進祝い金、禁煙に成功したら1万円を朝礼で渡す。

禁煙を半年続けた人には祝い金「壱万円」。さらにその後、吸わなければ毎月3,000円の健康手当が支払われます。

ティーペック株式会社では会社が社員の健康に配慮することで経営面で成果を期待する健康経営という概念が今後広がると見ています。

健康経営の目玉の施策に集団禁煙プログラムをぜひ案内したい。

「昼間の眠気」解消し生産性向上!目からウロコのノウハウとは?

株式会社ニューロスペース

[blogcard url="http://neurospace.jp/"]

健康経営をサポートするサービスは広がりを見せています。

昼下がりのあるベンチャー企業のオフィス。

ある男性は席を立ったかと思うと一人で会議室へ。そして寝てしまいました。

実はこの企業、社員たちの午後の眠気を解消し生産性を高めるために睡眠改善プログラムを導入しました。

そのプログラムを提供したのが株式会社ニューロスペースの小林孝徳社長。

すでに株式会社吉野家や株式会社クボタ、株式会社ディー・エヌ・エーなど大手企業もこの睡眠改善プログラムを採用しています。

睡眠の技術を生かすことで午後の生産性、集中力をアップする。

昼寝にも技術があるといいます。そのひとつが「座って寝る」ことです。ポイントは頭を何かで支えることです。これで首の負担が軽く疲れが取れやすくなるといいます。

ちなみに横になるのは昼寝には向きません。眠りが深すぎて起きたあと集中できなくなるためです。

また睡眠時間は15分から30分だけ。これも深く眠り過ぎずスッキリ起きるためには重要だといいます。

そして3つめのポイントは朝起きてから6時間後に寝始めることです。

眠気のピークが来た時に寝ると体がこれから起きようとするので寝ると逆のことになる。だから眠気のピークの少し前が良い。それが6時間後。

食事指導

更に睡眠指導は食事にも。

広げたのは普通のコンビニ弁当ですが、真っ先に手を付けたのはサラダ

最初から炭水化物をとると血糖値が急激に上がる。その後、インシュリンが分泌され血糖値が急激に下がるが、その時に急激な眠気が催される。

だから最初はサラダや味噌汁から食べて血糖値の上昇を穏やかにするのです。

このベンチャー企業では半年前に睡眠改善プログラムを導入。目に見えて効果があったといいます。

睡眠指導を受けた社員は、

午後の生産性が上がったことで会議が短縮され全体の効率が上がった。

株式会社ニューロスペースの小林孝徳社長は、

離職率の低下や採用率のアップという観点からも社員の健康を充実させることで働きやすい職場を作るニーズは高い。そこは今後どんどん成長する。

-ビジネス関連, ワールドビジネスサテライト
-