年末から高騰が続く野菜の話題です。
キャベツの平均価格は2017年10月時点では1キロあたり134円でした。ところが11月、12月と価格が上がり続け、2018年1月には400円台となりました。最新の調べでは356円と少し下がったものの依然、高級食材のような状態が続いています。
さらにサラダなどに欠かせないレタスの他、白菜や大根なども例年と比べて1.6倍から2倍以上の価格となっています。
長引く野菜の高騰で消費の現場に変化が出始めています。
日本サブウェイ株式会社
[blogcard url="https://www.subway.co.jp/index.html"]
サンドイッチチェーンのサブウェイ。
店内のポスターには大きく「野菜のSUBWAY」と謳っています。
そして独自のシステムがこちら、
野菜多めでお願いします。
お客様の好みに応じて野菜の量を2倍程度増やしたり減らしたりできます。
野菜が高騰している今もこのサービスは継続中。価格も据え置きです。
お客様は、
「最近、野菜が高いが?」
だからたくさん入っているからここに来る。
日頃、あまり野菜をとれていないので、こういう機会に食べようかと。
サブウェイは全国の農家と年間契約をすることで価格変動のリスクに対応しています。
ただその想定を上回る値上がりに対しては店ではなく、本部が全て負担するといいます。
広報の辻本安芸さんは、
海外さんの野菜を調達するなど仕入先の拡大も含め、行っている。
株式会社リンガーハット
[blogcard url="http://www.ringerhut.jp/"]
野菜が高騰する中、野菜を売りにした店舗が。
相内優香キャスター、
長崎ちゃんぽんのリンガーハットが新たな業態の店をオープンします。全然雰囲気が違いますね。長崎ちゃんぽんの要素が全く感じられないです。
東京・広尾に2月21日にオープンする「EVERY BOWL(エブリボウル)」。
新店舗の売りは有機野菜。
お客様はまずメインとなる麺と具材の入ったソースを自由に選びます。
そして旬の野菜をふんだんに使った約8種類の惣菜の中から好きなメニューを選んでいきます。
こちらも旬ですね、イチゴが使われたマリネ。珍しいですね。この赤いマリネを頂きます。
最後に有機栽培のリーフサラダを乗せて鮮やかなボウルが完成します。
イチゴと赤パプリカとトマトです。バルサミコとイチゴの甘酸っぱさがよく合います。かなりのボリュームでフルーツも野菜もまんべんなくたっぷりとることができます。カラダに良い事をしている感じがします。
有機野菜を売りにしたメニューと鮮やかな見た目で長崎ちゃんぽんでは取り込めなかった健康思考の強い女性をターゲットにしています。
「野菜の高騰はこの店にとっては逆風ですか?」
川内辰雄執行役員は、
高いのは逆風ですね。でも工夫でなんとかしようと。
これまでの長崎ちゃんぽんでは、レシピが決まっていたため、使う野菜が高騰した場合のリスクが大きかったといいます。
しかし、新しい店舗は毎日違うメニューを提供するスタイルです。
代替えになる野菜を使えるようにレシピを作っているので、その辺で自由がきく、そういう形で展開していこうと。
株式会社ローソンストア100
[blogcard url="http://store100.lawson.co.jp/"]
一方、消費者側にも新たな動きが…
100円の商品を中心に販売するローソンストア100ではすぐに食べられるように加工されたカット野菜の人気が高まっているといいます。
ローソンストア100の商品本部、田中健二さんは、
モヤシとかニンジンとかいろいろ入っている。これを買えば鍋ができるので販売が好調。
さらに今年に入って顕著に伸びているというのが冷凍野菜です。
今は冷凍野菜の売り上げが上回っています。
野菜の高騰が始まった2017年11月頃から冷凍野菜の売上は約120%になっているといいます。
こうした加工済みの野菜は価格が安定していることに加え、料理の時短にもつながると手に取るお客様が増えているのです。
お客様は、
家でどうこう処理するより。この方が簡単でいい。
いまだ野菜の高値が続く中、食卓の救世主となるのでしょうか?
冷凍野菜の売り上げは野菜の相場が影響するので、今後も種類を増やして、さらに拡大していければと。