[ガイアの夜明け] 見たことのない商品で〝復活〟町工場の挑戦

町工場から発信される新しい革新的な商品。

町工場から発信される新しい革新的な商品。

長年、日本のモノづくりを支えてきた町工場。しかし、他の企業と同種のモノを作り続けるだけでは立ち行かない時代。町工場の経営環境は年々、厳しさを増している。そんな現状を突破すべく、自らの持つ高い技術力を生かし、今までにない画期的な製品を生み出す取り組みが始まっている。新製品を開発したものの、売れ行きが伸び悩んでいた東京の町工場。しかし、その新製品の特性に目をつけたデザイナーと組むことで、さらに新たな製品を生み出し、大ヒットにつながった。一方、大手との価格競争にさらされ、少量多品種の受注で経営をやりくりしてきた大阪の町工場。そのフットワークの良さが幸いし、顧客のどんなリクエストにも応えることで、新たな活路を見出した。

塗料工場が作る新しい発想のペン

大洋塗料株式会社は道路などに使用される路面用塗料をメインに製造している会社です。
近年は公共事業の減少により、売上が低迷していたそうです。

そんな中、開発部門の技術部長、神山麻子さんが開発したのが「マスキングカラー」。

今までの販路の限界を感じた神山さんは新しい販路として考えられたそうです。

マスキングカラーは塗装が剥がせる画期的なペンです。
通常はペンで書いたものは剥がせませんが、このマスキングカラーは剥がして貼り直せる塗料です。

番組ではカフェの入口のガラス面にイラストレーターがマスキングテープでイラストを書いているところが紹介されていました。

かわいいサボテンや鳥のイラストをガラスに描き、そのイラストを剥がして貼り直すシーンが放送されていました。

メガハウスが販売している3Dドリームアーツペンも立体的なイラストが書けて面白いですが、この商品も面白いですね。

番組ではパリの展示会で商品を展示して海外販売に着手し始めていました。

海外のバイヤーは「小さな会社でも良い商品を販売するのなら取り扱いたい」と言っています。

従来の販路に縛られず、新しい販路を見つけ出す。
技術力の高い中小企業は数多くあると思いますが、それを従来の考え方から外れて新しい商品を作り販売する。

分かってはいても本当に難しい事ですよね。
新しい商品を見て「あんなものうちの会社でも作れる」ってよく聞きます。

本当にそうです。作り出す技術は日本にはあると思います。
でも発想する能力がまだまだですよね。

わたし自身もそうですが、クリエイティブな考え方をどうやって養うのか。
わたしの今年の課題です。

段ボールの新しい可能性

段ボールの生産は基本的には大量小品種の製造のほうがコストが安くなりますよね。

番組紹介されていた「美販(びはん)」は非常に珍しいですが「少量多品種」で成功している会社です。

一般的にはスチールやアルミ製が多い工具箱ですが段ボールで作ることで安価で作れます。
また部分的に変更なども従来の製品よりも簡単に可能になります。

段ボールにも製造方法により強度が高いものがありますので、様々な商品に対応可能です。

番組でもワインラックや財布やバッグなど様々な製品が紹介されていました。

特にデジタルハリウッド大学が発注した三角形のダンボールを組み合わせたドーム型スクリーンは印象的でした。
簡易的なプラネタリウムとしても利用できそうです。

段ボールって梱包用の素材としての認識が多かったです。
最近では椅子なども作っているのは知っていましたが、こんなにも色々なものが作れると驚きますね。

「美販(びはん)」の社長が言われていましたが、

「あんたのところの代わりはいくらでもある。」
「安いところもいっぱいある」

中小企業に勤めているとよく言われる言葉ですよね。
本当に不安になる一言ですし、技術力のアピールが出来てなくて悲しくなりますよね。

わたしも中小企業に勤めています。
同業他社との違いをもっと発信していかなくてはいけないと改めて思います。

今回の番組を見て、中小企業の進むべき道を教えてくれました。

従来の販路にとらわれずに、新しい販路も開拓する。
そのために従来の商品の新しい利用方法を常に考える。

他社が行わないようなニッチな部分も出来るだけ進出する。

難しい事ですが、同じことをしていたら企業は退化していきます。
常に新しいことをすることで企業は成長します。

しかし資産に不安があれば新しいこともできません。
しっかりとした基盤を作り、その上にチャレンジをする。

安定と成長、そのバランスが本当に重要だと思います。

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