「WBS」「ガイアの夜明け」「がっちりマンデー!!」「カンブリア宮殿」などのテレビ番組で気になったニュースからお金と仕事を考えて豊かな生活を目指します。

[ガイアの夜明け] 熊本に生きる!(2)

2016年6月8日

熊本に生きる!

熊本県益城町、今回の地震で最も被害が大きかった地域です。

5月上旬、水や電気といったライフラインが復旧しない中、大変な生活を送る人たちの姿がありました。

この町にあるベンチャー企業の営業マンが訪れました。

シタテル株式会社

シタテル株式会社の鶴征二さんです。

向かったのは住宅地にある小さな工場。

有限会社スイトーソーイングという縫製工場です。

有限会社スイトーソーイング

有限会社スイトーソーイングは地震から3週間、閉鎖を余儀なくされていました。

従業員は14人。

ようやく仕事を再開したものの自宅に住めなくなった2人はまだ出社していません。

水藤三郎社長は

本当は4月が一番忙しい時。中旬でドンっとやられた。納期に間に合わないから4月、5月分の生地を返した。仕事はガクンと落ちている。

シタテル株式会社の鶴征二さんは、こうした縫製工場の被害状況を確認して廻っていました。

ミシンは大丈夫だったけど裁断機をやられた工場が多い。

有限会社スイトーソーイングは3週間休んだことで8割近くの仕事を手放していました。

このままでは会社としての存続も危うくなります。

今から一生懸命営業してあちこち集めないかん仕事を。

とってきます。私も仕事を。

シタテル株式会社

シタテル株式会社は熊本市内にあります。

2年前に出来たばかりのベンチャー企業。

シタテル株式会社は大手アパレルメーカーからの仕事が減って困っている小さな縫製工場と連携。
営業マンも役目を請け負います。

次にオリジナルの服を作ろうとしているアパレルショップを全国から探します。

そして、その服の縫製ができる工場を紹介します。

こうした新たな仕組みが軌道に乗り始めた矢先に今回の地震が起きました。

連携している縫製工場は熊本県内に34ヶ所。

どの工場が、どれだけ稼働できるか、確認を急いでいました。
被災状況が時間を追うごとに分かってきました。

河野秀和社長はこんな時だからこそ、地元の工場のために仕事を取ってきたいと思っていました。

河野秀和社長の実家も半壊。

休みの日には足を運んで片付けを手伝っています。

工場もこの震災があって、かつ経済も良くない中で半年先、1年先を考えた時に非常に不安になる。我々が先回りして生産を提供できるかがカギになる。

元々、小さな縫製工場を後押ししたいと始めたビジネス。

そこに意外な注文が飛び込んできました。

有限会社モード・レディース

有明海に面した熊本県長洲町。

ここにも小さな縫製工場があります。

有限会社モード・レディースの従業員は11人。

女性の下着など薄く繊細な生地を縫うのを得意としています。

幸いなことに建物や機械に地震による被害はありませんでした。

しかし余震が続く中、従業員たちは不安を感じながら作業を続けていました。

この工場では従業員の半数の5人が実習生です。

ベトナムや中国から縫製技術を学びに来ています。

実習生

実習生の女性は工場に隣接する寮で暮らしています。

ベトナムから来ました。お父さん、お母さん、心配しました。携帯電話で連絡しました。「安心してください」と言いました。

実習生の内、1人は地震直後に帰国したまま帰って来ません。

残った実習生たちも故郷の家族に毎日連絡を取っていました。

不安は消えません。

大塚賢哉社長は

心の傷というか、実習生を預かっている者としては安心して仕事ができる環境を早くつくってあげたいと思う。

彼女たちのためにも日常を早く取り戻したい。

しかし地震のあと、新規の注文は入っていませんでした。

シタテル株式会社

5月9日、あるアパレルショップからシタテル株式会社の河野秀和社長の元に注文が入りました。

熊本の工場で服を作って欲しいというのです。

生地の厚さとか聞いていますか?

多少厚いと。

注文は秋冬用のトレーナーのようです。

株式会社アンリアレイジ

東京都渋谷区、閑静な住宅街の中にある株式会社アンリアレイジ。

ここが今回、シタテル株式会社に発注をしたメーカーです。

13年前に出来た新興ブランド。

デザイナーでもある森永邦彦社長。

森永邦彦社長が作る服は独創的なカタチをしています。

さらに服をライトで照らすと白地の生地に色鮮やかな柄が浮かび上がってきます。

白いカーディガンは紫外線を浴びるとカラフルな模様が浮かび上がってくる仕掛けになっています。

こうした斬新な素材を取り入れ、2014年の秋から4回連続でパリコレに出展して世界的な評価を得ています。

その森永邦彦社長が初めて熊本の工場に服を作ってもらいたいと考えました。

自分たちの洋服を作ることで何か生まれればという思いがあって、いつも通りの日常を取り戻してもらえたり、希望をもってもらえたりできればいいなと思って。

有限会社モード・レディース

5月10日の熊本。

森永邦彦社長の想いはシタテル株式会社の河野秀和社長に託されました。

河野秀和社長は連携している工場の中から期待に応えられそうな工場を選んでいました。

選んだのは大塚賢哉社長の有限会社モード・レディース。

アンリアレイジという東京のブランドで商品はトレーナーです。ここにパッチワークみたいなものが入っているのですが。

こういうのは初めて。

地震後、初めての注文。
大塚賢哉社長の顔つきが変わりました。

パッチワーク生地を縫ってトレーナーを作って欲しいという難しい注文です。

繊細な服を作りたいと言っていたので、大塚さんのところが一番いいのかなって。

大塚賢哉社長は

メード・イン・熊本で。

世界のファッション界で売出し中のブランド。
その服に熊本の小さな工場が挑みます。

有限会社モード・レディース

大地震から1ヶ月、熊本県長洲町。

有限会社モード・レディースの大塚賢哉社長が

朝礼します。

今日で熊本地震から1ヶ月になりました。いつ余震が来るかもしれませんが、下を向いていてもダメなので、前を向いて皆さんと頑張っていこうと。

前を向いて行こうという大塚賢哉社長の想い。
従業員にも伝わったはずです。

この日、パリコレにも出展している株式会社アンリアレイジの森永邦彦社長からパッチワークの生地が届いていました。

トレーナーを作って欲しいという注文です。

大塚賢哉社長はこの生地の縫製をベテランの従業員に任せることにしました。

工場一の腕を持つ飯田良子さんです。

こういう厚手はあまり縫ったことがない。ミシン針の進みが悪い。

パッチワークの生地は小さな布切れが不規則に折り重なり、かなり厚手になっています。

今回は試作品を1着作り、出来が良ければ量産が決まります。

まずは大塚賢哉社長自らが生地を裁断します。
型紙に合わせてカットしていきます。

失敗する訳にいきません。

いつも縫う薄手の生地とは違うため、ミシンの調整にも時間を掛けます。

調整しては試し縫い。
しかし、ところどころ縫い目が飛んでしまします。

縫い目が飛んでいる。

1mm単位で針を調整。

そして、いよいよ飯田良子さんの出番です。

工場の力量が試されます。

厚くて凸凹の生地。少しづつ丁寧に縫っていきます。

大変ですね、これは。

世界に売出し中のデザイナーからもらった大きなチャンス。

熊本の小さな縫製工場の技術を認めてもらうことができるのか。

株式会社アンリアレイジ

5月24日、東京都渋谷区。

シタテル株式会社の河野秀和社長がデザイナーの森永邦彦社長のお店にやって来ました。

トレーナーの試作品が出来上がったのです。

震災で苦労する工場に作ってもらいたいと考えた森永邦彦社長。

早速、縫い目を細かくチェックします。

果たして納得してくれるのか・・・

いいですね。フラットにはぎ合わせていくのはとても難しい。クオリティーは高い。

余震が続く熊本の工場が作ったトレーナーです。

丁寧に仕立てられていました。

有限会社モード・レディースを選んだ河野秀和社長も一安心です。

秋に向けて量産することが決まりました。

河野秀和社長

河野秀和社長はこれからも熊本の工場のために仕事を取ってきたいと言います。

最初はちゃんと工場が動くのか心配があったけど、何とかみんなで力を合わせて乗り越えるだけではなくて、次の高みを目指して連携してやっていこうという気持ちになった。

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カテゴリー:ビジネス関連
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