[がっちりマンデー]知られざる「業務用」便利グッズの世界!(3)

知られざる「業務用」便利グッズの世界!

丸尾牧場

やって来たのは兵庫県赤穂市にある丸尾牧場ってところ。

120頭の乳牛を飼育している酪農家の長年のお悩みを、ある業務用便利グッズが解決したらしい。

お悩みをお持ちだった丸尾牧場の丸尾建城社長。

どんなお悩み?

やっぱり牛の臭い。牛がおったら臭いはするんやと、「臭い!」と当たり前のように皆さん言うけど私ら畜産農家もものスゴく気をつかっている。

牛舎から漏れ出るフンなどの臭いが風に乗ってフワッと流れ、近隣住民が迷惑しているって話、よく聞きます。

でも現在の丸尾牧場は、

「イヤな臭いはしない。むしろ甘い匂いがする。」

甘い匂い?

そう、牧場のニオイ対策に業務用便利グッズが使われているのです。

薬というかニオイを変えていく「デオマジック」という良い匂いがするモノがあるので、そういうのを使わせてもらってます。

デオマジック

デオマジック?

というのも牛舎の入り口の高い所から噴霧されている液体。でもたったこれだけで120頭分の牛の臭いをなんとかできるのか?

丸尾牧場から400メートルくらいのところに住む藤木さん宅のご主人、藤木勝彦さんに聞いてみると、

以前はやっぱり匂いが来てたんですけど、何年か前から甘い香りがするようになって、不快な臭いじゃなくなってきてます。

効果テキメンみたいですね!

そんなデオマジックですが、この程度の量で悪臭が無くなるのには開発者による発想の大転換があったらしいです。

シキボウ株式会社

開発した素材メーカー、シキボウの開発技術部長、辻本裕さんと販売を委託されている凸版印刷、ビジネスイノベーション本部の工藤祥一郎さん、どういうことですか?

悪臭を利用して良い匂いを作る。

どういうこと?

高級な香水には色んな香りが混ぜられている。その中に糞便の臭いもちょこっとだけ入っている。

香水を作る時には何種類もの香料を組み合わせるのですが、その中にあえて単独では不快に感じる匂いの成分を入れていたりします。

そこで、

その香料から糞便の臭いを除いた香りを作っておけば、実際に糞便の匂いが加わった時に香水に変わるんです。

デオマジックは不快な悪臭だけを取り除いた、いわば香水になる一歩手前の状態で、それに現場の悪臭が混ざることによって良い匂いが完成します。

まさに新発想の便利グッズです。

例えば堆肥になる牛糞の切り返しっていう作業ですが、この時とんでもない臭いなのがデオマジックを噴霧すると、あら不思議、

「甘い!甘い匂いになっている!ぜんぜん臭くない!」

と本当に臭いが変わりました。

掛かる費用も1日約1,000円というからそれほどでもありません。

まさに発明品ともいえるニオイの便利グッズ。

凸版印刷株式会社

ということで、

畜産産業のみならず、いろんなところに対して弊社(凸版印刷)で販売開拓をさせて頂いています。

バキュームカーの真空ポンプ内の潤滑油にデオマジックを混ぜたり、街を走る生ゴミ回収車のゴミの投入口に噴霧することで悪臭じゃなくなるって使い方も。

売上金額はヒミツですが2014年に発売してから前年比3倍のペースで伸びているらしい。

イヤな臭いを良い匂いに変えるデオマジックでがっちり!

儲かる匂いがします!