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[WBS] 上海ディズニーランド開園。「中国らしさ」を強調!

2016年6月16日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

東京、香港に次いでアジアで3番目となるディズニーランドが6月16日に中国本土にオープンします。

オープン前にその全貌が報道陣に公開されました。

取材を進めていくと中国ならではの新展開と課題が見えてきました。

上海ディズニーリゾート

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アメリカ、ウォルト・ディズニーにとって中国本土への初進出となる「上海ディズニーリゾート」。

広さは約4平方メートルと東京ディズニーリゾートの倍の広さです。

総工費は周辺のホテルも含めると約5,800億円。

大人1人の入園料はハイシーズンの8月末まで約8,000円で東京ディズニーリゾートの7,400円よりも高い設定です。

パイレーツ・オブ・カリビアン

海賊船に乗るアトラクション「パイレーツ・オブ・カリビアン」。

お馴染みの人気のアトラクションですが、上海が初導入となるこれまでとは全く違う新しいシステムが搭載されているといいます。

アトラクションには世界最新の設備を導入、迫力のある演出を楽しめます。

中国風アレンジ

園内のいたるところで中国風の演出も見られました。

上海ディズニーリゾートの特徴のひとつが中国風のアレンジです。お土産店でもミニーマウスのヌイグルミが中国風の服を着ています。このヌイグルミは上海ディズニーリゾートでしか購入できない限定品です。

チャイナ服を着た上海限定のミニーマウス人形。

壁画には12の干支の順番にディズニーキャラクターを並べています。

さらにミュージカル「ターザン」では女優が突然ロープに登って演技をします。中国雑技団のようなアクロバットなアレンジを加えています。

トイ・ストーリー・ホテル

テーマパークの隣には世界で初めてとなる映画「トイ・ストーリー」を題材にしたホテルもオープンします。

中国の接客業ではあまり目にすることのない満面の笑みでの出迎えも。

1泊約1万4,000円から。

客室を見るとベットはもちろん、細かいアメニティにいたるまで沢山のキャラクターが散りばめられ、映画の世界観を楽しむことができます。

ロバート・アイガーCEO

挨拶をしたウォルト・ディズニー・カンパニーのロバート・アイガーCEOは上海ディズニーリゾートに大きな期待を寄せます。

中国は最大市場でポテンシャルがある。

ショッピングエリア

テーマパークに隣接するショッピングエリアを見てみると、

店内では様々なディズニーグッズが販売されています。マグカップは日本円で約1,000円、ヌイグルミは約3,200円。

東京ディズニーリゾートと同じくらいに感じる価格設定です。

パーク内で販売する風船が約960円、アイスキャンデーが約560円と強気な価格設定です。

お客様は

高い!ここのものは何もかも高いよ!

課題

夢と魔法の王国を演出していく上での課題、中国でたびたび話題に上がる客のマナー問題です。

訪れたお客様の中には持参した食料や飲み物を花壇の縁などに広げて食べていました。

また他の男性は吸っていたタバコをポイ捨てしました。

今ポイ捨てしたでしょう?

はい。木が栄養を吸って大きくなりますから。

吸い殻を捨てたら危ない。

燃えないよ。

従業員のマナーにも課題があります。

世界一とも称されるディズニーの接客ですが、しゃがみこんだりスマートフォンに没頭する従業員の姿もありました。

さらにインターネット上ではパーク内を自由に出入りできる職員の入館証を売ろうとしたり、整理券などを高値で売買しようとする事例も見られます。

2016年6月16日、正式にオープンする上海ディズニーリゾート。

夢と魔法の王国は中国大陸で花を咲かせるのでしょうか?

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