[WBS] スタートアップの世界大会!賞金1億円!日本代表は?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

世界中から選ばれたベンチャー企業が集まり世界一を決める大会「スタートアップワールドカップ」。

今年も5月11日にアメリカ・シリコンバレーで開催が決まっています。

優勝賞金は1億円、資金力のないベンチャー企業にとっては魅力的な金額です。

今回はこうしたベンチャー企業を支援する取り組みを取材しました。

セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社

スタートアップワールドカップに向けた日本代表が4月20日、都内で紹介されました。

今年の代表に選ばれたのは「セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ」。

開発したのが全自動で衣類を折りたたむ「ランドロイド」です。

阪根信一社長は、

シリコンバレーに行く限りは全力を尽くしたい。なんちゃってではないリアルなイノベーションをこの国にで起こしたい。

そのランドロイド、乱雑に投入された衣類でも、最新の画像解析技術や人工知能などを駆使、キレイに衣類を折りたたみます。

そのランドロイドが勝負するスタートアップワールドカップは今年で2回目。

2017年は15ヶ国からの参加でしたが今年は28の国と地域からベンチャー企業が参加するなど規模が拡大しました。

優勝賞金は日本円で約1億円です。

ちなみに去年優勝を果たしたのは日本のベンチャー企業「ユニファ」、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズは日本勢として2連覇を狙います。

しかし、阪根社長はこの大会に求めているのは賞金ではないといいます。

「賞金は重要視していない?」

重要でないわけではない。そこが主眼というよりワールドカップに行くこと、願わくば優勝することが会社の情報を世界に発信するチャンス。

事実、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズはパナソニックや大和ハウス工業などから100億円近い資金の支援を受けてきました。

そのため製品開発に集中しランドロイドの量産も可能に。

そして今、世界に進出するチャンスを狙う段階に来ているのです。

Makers Boot Camp

しかし、多くのベンチャー企業にはある壁が・・・

京都にあるメーカーズブートキャンプ。

モノづくりを専門とするベンチャー企業の支援を行っています。

竹田雅俊共同創業者は、

一番の「死の谷」と呼ばれる1個から1,000個、2,000個が一番難しいところ。

量産化に踏み切る段階で資金や技術力が足りずつぶれてしまうベンチャー企業は7割以上もあるといいます。

こうした量産化の壁は死の谷とも呼ばれています。

死の谷を超えるための取り組みとは?

株式会社 no new folk studio

インターネットとつながる靴を開発したベンチャー企業。

スマホで操作して靴底の色を変えたり歩く、飛ぶといった足の動きをデータ化することができます。

現在、100万足の販売を目標に年内の量産化を目指しています。

菊川裕也CEOは、

試作で動くものを作ることは経験があっても、量産して皆の手に渡るレベルの製品は全然違う世界だと痛感。

課題は靴をインターネットにつなぐための肝となる靴の中に入れる電子基板の強度。

金井隆晴CTOは、

1日、人間は8,000~1万歩歩く。細かい衝撃を受けた時にどうなるか。

どういう基準でやっていくか、「繰り返し回数」や「荷重を何キロかける」

アドバイスを送るのはメーカーズブートキャンプの二上範之プロジェクトマネージャー、元大手家電メーカーの開発者です。

特に難しいのが量産化を請け負ってくれる製造工場を見つけることだといいます。

文化が違うからお互い理解しようと思っても分からないことがある。その間に入ってスタートアップ企業と量産工場の気持ちを理解して橋渡し。

HILLTOP株式会社

メーカーズブートキャンプでは京都を中心とする約60の製造工場と協力関係を結び、ベンチャー企業に紹介しています。

提携工場の一つ、ヒルトップ。アルミの製造・加工を得意としています。

資金が乏しいベンチャー企業との提携について山本昌作副社長は、

自分たちがやったことないもの、それをやれるチャンスが生まれる。

メーカーズブートキャンプでは資金面を支援するためファンドを運営。

そのため提携工場は開発・製造の相談を受けやすくなるといいます。

資金調達から量産化までの一貫したサポート、海外のベンチャー企業からの相談も相次いでいます。

メーカーズブートキャンプの竹田共同創業者は、

世界中のスタートアップを支えてアイデアを量産できると確立したいし、私たちが支援した企業が世界で成長してくれることを望んでいる。