[ガイアの夜明け] どう生きる?「シングル」社会!(1)

どう生きる?「シングル」社会!

坂元蘭子さん

東京・東村山市にあるURの団地「グリーンタウン美住一番街」。

6年前からここで暮らす女性がいます。坂元蘭子さん(77歳)。

アクセサリー作りが毎日の楽しみ。

部屋の掃除が日課ですが、

汚くたって誰も文句言わないし。

子供が独立して1人暮らしの坂元さん、最近では家事をこなすのも負担になっていました。

手放せないのが、

湿布薬がほとんど。それから痛み止め。

坂元さん、1月前に自転車で転び足を痛めてしまったのです。

それ以来、駅前のスーパーに買物に行くのも一苦労。

駅まで健康な人、若い人なら15分。私が歩くと20~25分くらいかかる。たらたら歩いているから。

おっくうになるし、だからといって買わないわけにはいかない。

午前11時過ぎ、一通りの家事を終えた坂元さん。

配達に伺いました。

やって来たのはセブン-イレブンの服を着た男性です。

今日のお届けはティッシュとお弁当。

今日はどんなお弁当? お魚ね、美味しそう。

セブンミール

坂元さんが利用したのはセブンミールという宅配サービスです。

カロリーや栄養バランスに配慮した日替わりの弁当。さらに大人用の紙おむつまで約2,000種類の商品を無料で自宅まで届けてくれます。(500円以上購入)

これだけ自分で作ると大変。

別のお宅へは5キロのお米を届けます。

重い商品の配達がとりわけ人気だといいます。

その理由は団地で進む高齢化。UR団地に入居する65歳以上の割合はいまや約35%に。

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

そんな団地で商品を届けていたのがセブン-イレブンJS美住一番街店。今年の4月にオープンしたコンビニです。

実はここはセブン-イレブンとURがタッグを組んだ初めての店。

団地で進む高齢化に対応しようという狙いです。

売り場ではコンビニでは珍しいカビ取りスプレーや殺虫剤まで。ちょっとしたスーパーマーケットのような品揃えです。

通常のコンビニだと4ロールのトイレットペーパーを多く取りそろえているが、当店は12ロールのトイレットペーパーを用意している。

持ち帰るにはかさばる商品、切らした時にすぐに欲しい洗剤や柔軟剤、歩くことを負担に感じる高齢者がそうしたものを近くで買えるようにしました。

普通の店では週刊誌や女性誌が目立つ雑誌の棚には老化を防ぐ食事法や健康について書かれたものがずらり。

このコンビニ、団地に住む200世帯以上のアンケートから生まれました。

多く寄せられたのが「野菜や果物もあれば嬉しい」という声。そこで出来たのが野菜コーナーです。棚には北海道産の人参、トマトは4つをパックに入れて並べます。20種類ほどの野菜が入荷するときもあるそうです。

さらにこちらのコンビニ独自のサービスが「JSリリーフ」。高齢者に代わって電球を交換してくれるサービスや粗大ごみを出してくれるものまで、日常生活を支えるサービスを充実させています。

交流の場

チキンだ。タンパク質を補充したい時にいいよ。すごくおいしいし。

あの足を痛めた坂元さんもお店の常連です。

買い物の時に楽しみにしていることがありました。ここでのおしゃべりです。

変な所で転んだり、平らな所でつまずいたり。

7,8歳違う。私たちから見たら。

あなたたち若いのよ。

おしゃべりが止まらなくて。全員一人暮らし。

実はこの場所、坂元さんたちが要望してできました。店がイスとテーブルを用意してくれたのです。

誰か座っていてもうれしいし。

必ず中に誰か友達がいて会うから。

団地に生まれた交流の場、一人暮らしの高齢者に新たな生き方をもたらしていました。