[WBS] 今までにない「おいしい料理」!人工知能が考案する!?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

AI(人工知能)で人の心を読もうという研究が盛んに行われています。

どうやって読むのか?そんなAIなのか取材しました。

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薔薇の神曲

5月29日、都内のホテルで画家、蜷川有紀さんの個展「薔薇の神曲」のオープニングパーティーが開かれました。

会場には個展の協賛をしている旭酒造の獺祭と絵画のイメージに合わせて作った豪華絢爛な料理の数々が並んでいます。

絵画のモチーフ、薔薇を彷彿させる赤色のパスタ「獺祭ボロネーゼ 薔薇のインフェルノ」。肉料理「獺祭の煉獄ロースト スイカソース和え」には獺祭で香りをつけたスイカが乗っています。

参加者は、

味が濃くておいしい。

意外な組み合わせが好評の料理、考案したのはシェフではありません。

「人工知能が提案した」

厨房を覗いてみるとパソコンに向かうシェフの姿が。今回のレシピは全てAIのワトソンが考えました。

獺祭に合い、個展を祝う料理にするため「sake」「rose」といったキーワードを入力すると9,000種類以上のレシピや食材のデータから人が思いつかないような組み合わせのおいしいレシピを提案してくれるといいます。

シェフ歴20年、パークホテル東京の小島健料理長は、

最初どうかなと思ったが結構スゴい。結構おいしくできる。

ワトソンのレシピには人間への挑戦ともとれるメッセージが、

あなたの創造力と判断力が必要です。

「人工知能には負けない?」

負けるんじゃないですか。

今回、料理もの使われた獺祭を造る旭酒造もAIの「味」に驚きを隠せないといいます。

旭酒造の桜井博志会長は、

もっと教科書的なものを想像していた。これから先、人工知能なしには社会でやっていけそうにない。

NTTコミュニケーション科学基礎研究所

いまや味覚だけでなくAIで人の心を読み解く研究も。

無意識の目の動きをキャッチすることで、心の中を覗こうという実験。

運転している場面を想定し、目の動きをカメラで撮影して分析します。

前方を走るトラックが急ブレーキをかけたら足元のブレーキを踏んで衝突を回避します。

そして2回目は、

なんとかギリギリ。ちょっと油断しましたね。

分析した結果を見ると、米家惇研究員は、

眼球の様子から推定された「注意レベル」。1回目はいろいろ見ていて、だんだん落ち着いてきた。2回目は定期的に少し目が動いていた。

カメラが認識していたのはマイクロサッカードと呼ばれる100分の1秒に満たないほどの間に起きる細かい眼球の動き。本人も自覚していない、わずかな目の動きをAIが解析します。

マイクロサッカードの発生頻度が多いのは注意レベルの低下として反映される。

この研究、車を運転する時の注意喚起だけでなく、学校の授業やプレゼンなどにも使えるといいます。

目の動きがモニタリングできたとすると観衆の注意レベルをどれだけ喚起したか。プレゼンの改善に役立つ。

NTTは無意識の心を読み取ることができるAIの研究をさらに進めていく考えです。

「心が丸裸になる恐怖は?」

前田栄作所長は、

使い方と同時に危険性もよく考えながら進めている。

「将来そんなに心が見える?」

やってみないと分からない。

「心が見える可能性は?」

ある。

株式会社scouty

一方、株式会社scoutyは東京・渋谷のベンチャー企業、AIを使って日本で初めてのサービスを始めました。

島田寛基代表取締役は、

「scouty(スカウティ)」は日本初のAIヘッドハンティングサービスです。

AIがヘッドハンティング。一体どうやって行うのでしょう?

スカウティはソフトウェアを開発するエンジニアに特化したサービスです。エンジニアは自分が書いたプログラムやソースコード、連絡先のメールアドレスなどをSNSやブログで公開していることが多いといます。

スカウティはこれらのデータを収集。能力に応じてスコア付けするなどしてデータベースを作ります。

企業が求めるスキルや専門分野を選ぶとAIが適した人物を紹介。それを元に企業の担当者がスカウトのメールを送ります。

利用者側からは登録などは必要ありません。本人さえ気付いていない潜在能力や最適な転職先をAIが見つけてくれるのです。

転職というものは自分では発見できないものがほとんど。そういう気付きを自分が普段残しているものから提案できる。

実際にスカウティを使って転職をした人も。4月にクラウド会計ソフトのfreeeに入社した清水陽一郎さん。前職はメーカーの子会社でfreeeについては社名も知りませんでした。

何通か転職のスカウトメールはもらっていた。スカウティ経由で来たメールは私が公開しているプログラムを読んだ上で送ってもらえたという丁寧な内容だった。

実際のメールでは清水さんの技術を高く評価しています。

すぐ返信したという感じ。

人の心を読み解くAI、私たちの気付かないところで暮らしを変えていくかもしれません。

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