株式会社サンギ
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1995年、CMで突如ブレイクしたサンギ。って社名は聞いたことがなくても商品のほうはきっと知っているはず。
それは、
芸能人は歯が命。
あまりにも有名なこのフレーズで歯磨き剤「アパガード」は大ブレイク。
翌年の1996年には年間売上げ140億円を記録。一躍有名になりました。
でも最近は全然CMでも見かけませんね。
サンギとアパガード、今どうなっているのでしょうか?
そこで東京・築地にある本社へ。
アパガード
社長のロズリンです。
日本に来て45年、オーストラリア出身のロズリン・ヘイマン社長。実はサンギの創業者、佐久間周治会長の奥さま。
で、あのアパガードってCMやっていませんけど今どうなっているのですか?
高機能歯磨き剤市場ではずっと4割でトップシェア!最初から!
高機能歯磨き剤のジャンルでは1985年の発売以来シェアトップのロングセラー。
もう十分有名だし売れ続けているからCMも打たないそうです。
そんなアパガードが売れた最大の理由はサンギが特許として持っていた「ハイドロキシアパタイト」。で、そもそも何なんですかこれ?
ハイドロキシアパタイト
ハイドロキシアパタイトは歯と骨の主成分ですね。身体に非常に重要な構成成分。
歯の構成するエナメル質の97%、象牙質の70%がハイドロキシアパタイト。
これと全く同じ成分が歯磨き剤に入っているから毎日磨けばキレイな白い歯に再形成してくれるってワケです。
そんなスゴい特許を一体何でサンギが持っていたのか?
その辺のところをロズリン社長に伺おうとしたその時、
あなた逃げられないのよ。
「社長、あの方は?」
うちの主人です。
「会長!」
会長ルパン!
いきなりご機嫌なダジャレをぶち込んできたこの方こそサンギの創業者、佐久間周治会長。
1974年に貿易会社を立ち上げた佐久間会長がある特許を見つけたのがきっかけ。
あのNASAが宇宙飛行士が重力のない宇宙から帰ってくると歯や骨がボロボロになってる。マウスピースの中にハイドロキシアパタイトを入れて歯がもろくなるのを防いでいた。NASAにその特許があった。
佐久間会長は閃きました!
「アパタイトを歯磨き粉に混ぜればもっと丈夫で健康な真っ白い歯になる!」
こうしてNASAからハイドロキシアパタイトの特許を買い取り、7年の歳月をかけて完成したのがアパガードだったわけです。
ハイドロキシアパタイトの研究
さて現在も売れ続けているアパガードですが、ハイドロキシアパタイトの実力はこんなもんじゃない!
私たち、この不思議な物質ハイドロキシアパタイトのいろんな研究を進めています。
サンギでは創業以来40年に渡ってアパガードに次ぐ儲かりのタネを密かに育てていました。
例えば化成品事業部の芹澤孝謙さんは、
ハイドロキシアパタイトに銀を混ぜるとアパサイダーCというものになります!
ハイドロキシアパタイトには物と物をひっつけやすくする性質が、これに抗菌作用がある銀を組み合わせると、
除菌シートになります。
しかも歯と同じ成分だから体にも優しいってことでアパサイダーCは全国のメーカーから引っ張りだこ!
さらに別の研究室では白衣を着たスタッフがなにやら吹き付けているようですが、
いま吹き付けたところ。ハイドロキシアパタイトの透明なコーティング膜ができる。
わずか0.2ミリの薄いハイドロキシアパタイトの膜。なんとこれは世界初の技術。
製品開発本部の石崎勉部長、
これは接着剤が一切いらない技術。歯と同じ成分のハイドロキシアパタイトで歯をコーティングして治してしまう。まるっきり新しい技術です!
サンギが開発しているのは歯にハイドロキシアパタイトを吹き付けることでコーティングができちゃうことで「パウダージェットディポジション」ばるマシーン。
歯と同じ成分を吹き付けるからピッタリと馴染んで取れない。しかも、
歯の色を変える事ができる。今だと1ヶ月くらいかけて歯の表面の色を変える治療をする。パウダージェットディポジションだと歯科医院に行ったその日に患者さんの思った歯の色に変える事ができる。
コーティング膜の色を変えることで簡単に白い歯がゲットできちゃう、2年後の製品化を目指して鋭意開発中!期待していますよ!
サンギは今もがっちり!
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