[モーニングチャージ] 伝統1,500年、越前漆器の挑戦!職人技のウルトラマン時計!

モーニングチャージ

越前漆器の挑戦。古墳時代から1,500年の伝統を誇る越前漆器が新しい市場開拓のために進化をしていました。

株式会社サンユー

福井県鯖江市、眼鏡の産地として有名ですがうるしの里とも呼ばれ1,500年の伝統を持つ越前漆器発祥の地でもあります。

1つ100万円は下らない仏具や茶道具、伝統に恥じない名品ばかりですがバブル崩壊や低価格の輸入品が増え、いまや生産額は最盛期(1992年)の4割、80億円まで落ち込んでいます。

代々、漆塗りをやってきた株式会社サンユーの五十嵐一男社長は、

このままではジリ貧になっていく。すごい危機感があります。

そこで3年前、五十嵐一男社長は工場の隣にギャラリーを新設しました。そこであるものの販売を始めました。

それは、なんと腕時計越前蒔絵時計と呼んでいるもので文字盤は漆塗りされひとつひとつ丁寧に蒔絵が施された職人技が光る逸品です。

伝統工芸を腕時計という新たな舞台で生かそうと始めた挑戦です。

すばらしい技術を持っている。ただ仕事がない。本当にもったいない。

職人

漆器は作業工程ごとに

がいます。

文字盤に漆を塗る塗師の山田秀樹さん(73歳)はこの道58年。突然、時計の文字盤に漆を塗ってくれないかと言われた時は、

どうやって塗ればいいのか・・・。いろんなものを塗らなくてはいけない。

快く引き受けてくれた山田秀樹さん。漆塗りの文字盤を丁寧に仕上げていきます。

そして仕上がった漆の上には模様が入ります。この道52年になる蒔絵師の塚田一峰さん(67歳)。

もはやミリ単位の仕事を寸分の狂いもなく仕上げていきます。

すごく刺激になった。年をとったが、また何かやりたいという意欲が湧いてきた。

越前蒔絵時計

職人たちの技が吹き込まれた越前蒔絵時計。

若い需要を見込んで2016年の秋から始めたウルトラマンシリーズ。約6万5,000円のバルタン星人が人気です。

列車マニアにはたまらない「JR列車ヘッドマーク」まであります。

伝統工芸で挑戦です。挑戦しないと生き残っていけない。

株式会社下村漆器店

一方、株式会社下村漆器店は2年前から漆器の技術を使ってえ前代未聞のビジネスを始めた会社です。

なぜか作っているのはハムエッグ。さらに漆器の器に直接、お米と水。それをカートの上に乗せました。

株式会社下村漆器店の下村昭夫社長によると、

食器の中に入れた食材を加熱して調理する。

先ほど乗せたカートはIH加熱カートと呼ばれるものです。器の中に材料さえ入れておけば特定部分を集中的に加熱して丸ごと調理してくれます。

ご飯だって炊きたてです。

これまで技術を生かし最高150度という高温にも耐える越前漆器を作り上げたのでした。

そのきっかけは販路を料亭などから病院にシフトしたことでした。

価格競争に巻き込まれないように考えたとき「病院だ」と。

病院の味気ない器が越前漆器で心温まえるものになります。さらに人手不足の施設でも出来たての料理が出せる新しい調理システムの確立。

現在、地元の2つの施設で使われています。

日本中の高齢者の人たちに漆器の風合いを持った食器でできたての美味しい料理を食べてほしい。

伝統を守りながら新たな技術を見出し前に進む2つの漆器店。その真価が問われるのはこれからです。

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