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[WBS] 高校生が自ら部活改革!120万円調達で脱「ブラック部活」!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

働き方改革が叫ばれる中、休養日を適切に設けなかったり、長時間の練習を行ったりする部活動、いわゆるブラック部活もいま問題となっています。

スポーツ庁もガイドラインを策定するなど対策に乗り出す中、高校生が自ら部活を改革しようと部活動サミットを開催しました。

静岡聖光学院中学校・高等学校

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そのルール自体がやらされている感覚にどこか陥っているのかもしれない。

全員で確かめ合うというか目標を追求しあう。

9月16日、静岡市の高校で開催されたのは部活動サミット。

短時間の練習でも良い成績をあげている運動部が全国から集まり、どう効率的に練習を行うか2日間に渡り議論しました。

ラグビー部

企画したのは静岡聖光学院高校ラグビー部の生徒たち。

中心となったのは3年生の風間悠平さんです。

全国から各高校を呼んで工夫している点を共有する。

短時間で効果的な練習ができると思う。そういう高校をもっと全国に広めたい。

独自の練習方法

実はいま静岡聖光ラグビー部はその独自の練習方法で注目されています。

ラグビー部主将の髙成田光さん、

短い時間で要点だけ抑えた練習を集中してやっている。

重視しているのが効率的な練習です。

例えば水分補給の時には一瞬かがんでタックルの動きも混ぜ込みます。

時間を無駄にはしません。

さらにミーティングは制限時間2分に設定。

端的に説明し、素早く練習のポイントを整理します。

現在、練習日は週3日、1日最大90分しか行っていません。

それでも過去4回、全国大会に出場するほどの強豪校です。

佐々木陽平監督は、

今年の3年生は自分たちで考えてプレーしたいというのが強い。

子供たちに考えさせて自分たちで決めて責任をもってやる方が楽しいと思う。

部活動改革

そんな中、生徒たちが新たな部活動改革として企画したのが今回の部活動サミット。

全国の部活の取り組みを共有し練習の質をさらに高めるのが狙いです。

必要な資金はクラウドファンディングを活用。

およそ120万円の資金を自分たちで集めることに成功しました。

自分たちから進めることで環境が変わると実感している。

すごくいい取り組みだと思う。

こうした部活の取り組みはスポーツ庁も注目していて鈴木大地長官も視察に訪れています。

既に生徒の方も部活動の問題意識を持っている。

こういうグッドプラクティス(効率の良い練習)を全国に発信してどんどん広がればいいと思う。

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