[WBS][ロングセラー研究所] ロイズの生チョコレート

ワールドビジネスサテライト(WBS)

年間2,500万箱を売り上げる甘くて柔らかい北海道の定番土産。

その誕生の秘密を追いました。

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株式会社ロイズコンフェクト

北海道の空の玄関口「新千歳空港」。

旅行客が思わず足を止めるガラス張りの施設がありました。

何やら機械がグルグル回り、型に液体が流し込まれます。

なんとチョコレートの工場です。

日本で唯一の空港内にあるチョコレート工場。

作ったのは北海道の洋菓子メーカー「ロイズコンフェクト」です。

その看板商品といえば生チョコレート。

1口サイズのチョコが20個入って価格は778円から。

おいしい。

口溶け、滑らかさ。

喜ばれる。お土産に買ってとりあえず間違いがない。

生チョコレート

Windows95が発売されパソコンの普及が一気に進んだ1995年。

その年に産声を上げ、いまや年間2,500万箱を販売する北海道土産の定番「ロイズの生チョコレート」。

そのロングセラーのヒミツとは?

ふと美工場

札幌市から車で40分ほどのところにあるロイズの生産拠点「ふと美工場」。

生チョコレートは全てこの工場で作られ、北海道内の直営店や土産物店に運ばれます。

北海道以外で買う方法は通信販売やデパートの物産展などに限られています。

製造ラインはこの奥だといいますが・・・

広報担当の吉村裕子さん、

生チョコレートの製造工程はお見せできない秘密がたくさんある。

門外不出の製法のため撮影は不可。

ロイズの生チョコレートの原料は厳選されたカカオと北海道の生クリームなど。

特徴はその水分量にあります。

一般的なチョコは3%程度ですが生チョコは生クリームが多いため17%から18%という高さです。

フォークでさせる絶妙な柔らかさが売り。

そのため繊細な切り分け作業や10度以下の冷蔵保存が必要となります。

山崎泰博社長

ロイズは1983年、札幌市内で創業。

最初の商品は板チョコでした。

ロイズという社名の由来を山崎泰博社長に聞くと、

ヤスヒロ→ロヒスヤ・・・

ロイズのチョコレートや、そんなような。

社長の名前「ヤスヒロ」を逆さにして「ロヒスヤ」、そして「ロヒス」、「ロイズ」とひねり出しました。

山崎社長は90年代初め新商品の開発に頭を悩ませていました。

そんな中、社長が出会ったのはクリーム状のチョコをかたいチョコで覆ったトリュフと呼ばれるお菓子。

そこで、

この中身だけを商品にできないか?

そして試行錯誤の末、1995年に日本で初めて「生チョコレート」という名前を打ち出し通年販売を始めました。

しかし当時の土産物店には海産物を置く冷蔵設備しかなく、生チョコを置いてもらえた店はわずか1軒だけだったといいます。

菓子を冷蔵で売る習慣がなかった。

高価なカニの横に置いたら邪魔くさい。

それでも買ったお客様の口コミで人気が広がり生チョコレートはすぐにロイズの売上の半分を占める看板商品になりました。

ところが今度は人気に便乗した類似商品が乱立。

お客様から「口の中で溶けない」といった苦情がロイズに寄せられました。

そこでロイズは生チョコレートの規格を定めるよう業界団体に働きかけました。

その結果、クリームの量が10%以上といった条件を満たすものだけが「生チョコレート」と名乗ることができるという規格が定められました。

その後もロイズはさらなる品質の向上を目指しコロンビアにカカオの自社農園を設立。

2018年に初めてそのカカオを使った生チョコレート「ロイズカカオファーム」が発売されました。

そんなロイズの生チョコレート、ロングセラーのの極意とは?

ロングセラーのの極意

100%市場を満たすと飽きがくる。基本的に本州では売らない。

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