[WBS]「食で稼ぐプロ」を育成!立命館大が新学部開設へ!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ある産業の市場規模を表したグラフ、右肩上がりが続いていて2020年には1,000兆円を超えると予測されています。

何のグラフかというと「世界の食産業の市場規模」です。

人口が減少して国内市場の規模が縮小する日本にとって成長市場である食をどう取り込んでいくかが今後大きな課題となりそうです。

そんな中、立命館大学が2018年4月に日本で初めて食を総合的に学べる学部を開設します。食で稼ぐプロを育成するプログラミングとはどのようなものなのでしょうか?

立命館大学

8月10日、滋賀県の立命館大学びわこ・くさつキャンバス。

教室で活発に意見を交わすのは約30人の教員たちです。2018年4月に開設予定のある学部に関する初めてのミーティングです。

例えばラーメンチェーン店を起業する夢を持っている学生もいるだろう。その時にどういうことを勉強する必要があるのか。

開設されるのは、その名も「食マネジメント学部」。食について経営や科学、文化的な視点も交えた総合的な教育が行われます。

1期生として320人を募集する予定です。

立命館大学・食マネジメント学部で勤務予定の増山律子教授は、

栄養学の専門家だけでは解決できない課題に立ち向かえる学部ということで期待している。

集められた中には意外な専門分野の教員もいます。

南直人教授は、

私の専門分野は歴史学で西洋史。歴史のストーリーと結び付けて商品を売ることが強みになる。

オープンキャンパス

その立命館大学では8月5日、オープンキャンパスを実施。高校生や保護者など約2,000人が見学に訪れました。

人気を集めていたのはこちら。外国人のシェフが登場し、サーモン料理を披露。

このサーモンはパサパサしている。なのでベストな調理法をお伝えしたい。

こちらの模擬授業はル・コルドン・ブルーが開催。フランス・パリの名門料理学校として世界的に知られているル・コルドン・ブルーは世界20カ国で食に関する教育を行っています。

ル・コルドン・ブルーのシェフは、

いい経営者になるためには実際に厨房で何が起こっているか見て、判断できる必要がある。

立命館大学は日本で初めてル・コルドン・ブルーと提携し、共同でカリキュラムを作成。新学部では調理実習やワインに関する講義などを受講でき、卒業の時には「ル・コルドン・ブルー」の修了資格が得られます。

鹿児島県から参加した高校生は、

地域創生に興味があり、食を通してしたいと思い、立命館大学の食マネジメント学部が気になった。

食マネジメント学部

また別の授業では、生徒が何やら鼻をつまんでいます。その状態でチョコレートを食べていきます。

環境システム工学部の和田有史教授は、

華をつまむのをやめてください。やめた瞬間にチョコレートのリッチな味わいがふわっと広がっていくと感じた人は?

実際に体験しながら料理と味の関係を学ぶ生徒たち。

普段おいしいと言っているのは、さらに舌触りや温度、色などの要因が絡んでいる。

立命館大学は工学的な視点からも食の研究が行われていました。

和菓子を頬張っているのはロボティクス学科の平井慎一教授。

食品の食感を数値化する研究。

平井教授は食品に一定の力を加え、その食品の硬さを数値化する研究を行っています。ある老舗和菓子店から職人の後継者問題の悩みを持ちかけられ、この研究を始めました。

耳たぶの硬さという言い方をするが人によって違う。そこを客観的な量(数値)として調べると世界のどこでも再現することが可能になる。

従来の料理のレシピに加え、食品の弾力性など食感につながるものもレシピ化することで世界的なビジネスにつながっていくと話します。

さらに職人が作るような食品がロボットで再現できるようになれば食品産業の拡大にもつながっていくのです。

食マネジメント学部長に就任予定の朝倉敏夫教授は、

社会からのニーズとして食に関わるいろいろな社会的な問題を解決できる人材が求められている。世界規模でみていかなければいけない。産業的にも広がっていく。

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