[ゆうがたサテライト] 深刻!10人に1人の出産女性が・・・知られざる現実!

ゆうがたサテライト

産後うつ

都内に住む吉田紫麿子さん。四人姉妹のお母さんです。

長女を出産した当時、吉田紫麿子さんは自らの身体に生じた大きな変化に衝撃を受けたといいます。

出産直後は骨盤まわりがぐらぐらする。周りのお母さんたちは余裕で育児しているように見えた。痛くてつらいのは私だけなんじゃないかなと

初めての出産で経験する身体的な負担に加え、夫は仕事で深夜に帰宅する毎日。いつしか自分を追い込むようになったといいます。

産後6ヵ月たったときに体が悲鳴を上げてしまった。吐いたり電車に乗るのが怖くなったり、パニック症状も出た。

吉田紫麿子さんが発症したのは「産後うつ」。精神的なバランスを崩したことで体が動かなくなり赤ちゃんを抱き上げることすら出来なくなったといいます。

産後うつの発症率は実は出産した女性の約10人に1人。うつを発症したことで自殺に至るケースもあり、いま大きな問題となっています。

産後ケア教室

そんな吉田紫麿子さんが通ったのが出産した女性たちが集う産後ケア教室

自分の頭の中だけだと出口なく同じことをぐるぐる考えると思う。

同じ境遇の女性たちと話すようになったことで「産後うつ」を抜け出すきっかけになったといいます。

自殺防止

3月27日、厚生労働局が検討会が提出したのは年間2万人を超える自殺者をどう食い止めるかの対策案。

今回、国として初めて「妊産婦の自殺防止」を取り上げました。産後うつによる自殺を食い止めようと国も本腰を入れようとしています。

出産を経験した女性たちは一体何故うつを発症するのか?

専門家はその理由をこう話します。

日本産婦人科医会の岡井崇副会長は、

「頑張れ」とか「だめだ」と気合を入れると、さらに状態が悪くなる。同じような立場で考えてサポートする。

産後うつを発症する女性にはあう共通するポイントがあります。

夫からのサポートが不足しているケースや両親と不仲であること、そして経済的な問題など家庭内に不安を抱えている女性がうつに陥りやすいといいます。

母を救う!自治体の挑戦!

埼玉県南部にある和光市。

和光市では出産前後の女性をサポートするある先進的な取り組みを進めています。

母子手帳を交付する窓口。常駐しているのは助産師や看護師などの専門家です。

和光市では全ての妊婦に1人ずつ専門の担当者がつき、家庭状況や精神状態まで個別に把握する取り組みを始めています。

そして和光市が始めた出産後の女性をサポートする切り札がある女性です。

今日はどうしますか?

この女性は和子氏が派遣したヘルパーです。

精神面などに不安のある産後1ヶ月から4ヶ月までの女性を対象に家事や赤ちゃんの沐浴などを代行してくれます。

費用は1時間3,000円のうち、自己負担は500円。残りの経費は和光市が賄うといいます。

大きな違いは体力的な消耗と気持ちの余裕が全然違う。

産後うつを防ごうと独自の対策をとり始めた和光市。自治体が取り込むワケを担当者、保健福祉部の東内京一部長ははこう語ります。

和光市は1,000人転入したら900人が転出し流動性が高い。安心した産前産後が過ごせることを市民にPRしたい。

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