[WBS] 中国の国営TVが日本商品発売!拡大する「越境通販」の実態!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

一時期、日本を席巻する勢いだった爆買い。

この爆買い、中国政府の関税の引き上げや人民元安でいまは収まっていますが、ただ中国人の消費意欲というのは衰えていません。

爆買いに代わっていま注目を集めているのが日本の製品をインターネットを通じて中国で購入する越境ECです。

その越境ECに中国の巨人が参入します。

株式会社日本ブランド

タレントの壇蜜さん。さらにはゆるキャラたちも勢揃い。

立ち見客が集まる中、発表されたのが日本ブランドの中田和世社長、

ゼロからスタートしてわずか2ヶ月でCCTVモール日本館を立ち上げた。

CCTVモール ムーラン日本館は日本の商品をインターネットを通じて中国に販売する、いわゆる「越境EC」と呼ばれるサイトです。

CCTVとは中国の国営テレビ「中国中央電視台」のこと、約4億人の視聴者を抱えるといいます。

そのCCTVが運営するインターネットの通販サイトに日本の商品専門のサイトが誕生します。

CCTVモールの肖飛総裁は、

日本には国際的なブランドがたくさんあり中国の消費者には人気だ。日本のブランドの愛用者も多い。

実はいま、こうした越境ECのサービスが急増しています。

なかでも今、急成長しているのが「ボロミー」です。

bolome(ボロミー)

2年半前にサービスを開始。以降会員数は約600万人まで拡大しました。

その事務所で開かれていたのは、商品の実況中継。

紹介されていたのはプロダクトデザイナー、柳宗理氏のキッチン用品です。

中国人のレポーターが商品を使って魅力をアピール。ラーメンを作ってみると、

鍋から一滴もこぼれない。

香りがいいわ。

これはいい商品だ。

さらにシャンプーの宣伝では、わざわざ美容室まで行って使用感をレポート。

こうした実況中継が中国人の消費意欲を刺激。いまボロミーは右肩上がりで成長しています。

三浦浩之取締役

「中国人の消費意欲は衰えない?」

三浦浩之取締役は、

ますます強くなってくると思う。可処分所得が増え、報酬も上がっている。この流れは続いていく。

株式会社ユニベイト

経済産業省の推計では越境ECでの日本から中国への販売は2020年に約1兆9,000億円まで増える見込みです。

この市場を日本企業もチャンスと見ています。

日本の企業向けに越境ECの代行サービスを請け負うユニベイト。

張明綉CEO、いま中国で人気なのは化粧品や日用雑貨だといいます。

ブランド数でいうと約30ブランド。

ユニベイトは製品のECサイトへの掲載からマーケティングまでをワンストップで担います。

「企業からの相談は増えている?」

増えている。平均的に毎月10~30社。相手側からメールや電話が来る。

日本の企業も中国市場の取り込みに躍起なのです。

CCTV

加熱する越境EC市場に後発として参入するCCTV。アジア最大級のメディア企業とはいえネット販売では年商約17億円と大手に比べ規模は大きくありません。

どう勝ち抜こうとしているのでしょうか?

われわれは映像を使い、コンテンツを発掘し、ブランドを紹介する。

CCTVの強みは何といっても映像。9月29日に立ち上げる日本館のサイトには日本の伝統工芸など匠の技術を独自に取材。

制作過程や歴史などをストーリー立てで見せて中国語で丁寧に解説します。

扱う商品についても取材力を駆使。

例えば島根県出雲市の「縁結び箸」を初めて中国マーケットに紹介するなど独自の品揃えを目指しています。

この領域で独自の道を切り開き業界1位になることが目標。

今後も越境ECは広がりを見せそうです。