縁日でお馴染みのあの懐かしい食べ物。
何故かいま注目を集めています。
ポムダムールトーキョー
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東京・新宿の外れにある1軒のアパート。2階に向かって行列が。
休日にもなると常に15人ほどが並んでいます。
何やら怪しげな雰囲気ですがここは一体なんの部屋?
こちらの部屋、アパートの一室を借り切って作ったカフェになっていました。
お客様が食べていたのは縁日でお馴染みのリンゴ飴(500円)。縁日の倍近い価格です。上質な砂糖を使用した飴が薄くかかっています。
1日に多いときで300個も売れるといいます。
ここはただのカフェではなくリンゴ飴の専門店。
店名の「ポムダムール」はフランス語でリンゴ飴という意味です。2年前にオープンしたばかりですが平日でも客足は絶えません。
お客様は
リンゴ自体が美味しくて飴もスゴく美味しい。シャキシャキ感がすごい。
屋台のと全然違う。
100個くらいいけちゃう。
池田喬俊店長
このリンゴ飴を作るのは池田喬俊店長(29歳)。
祭りでリンゴ飴を見た時に見た目の美しさにすごく可能性を感じて、実際食べた時に商品としての味の可能性を感じた。
当時、広告業界で働いていた池田喬俊店長。
リンゴ飴がもっと美味しくなれば縁日で売るだけでなく専門店が作れるのではないかと考えました。
とは言うものの、
全部、試行錯誤で自分で見つけていくしかなくて。これならいけるとか売れる、そういう考えはあまりなかった。
リンゴ飴
これまで縁日以外ではほとんど見ることのなかったリンゴ飴。専門店で売れる商品にするためにとことんこだわりました。
要となるリンゴは飴と果肉のバランスを考えスーパーで売られているものよりも少し小ぶりのサイズを使用。
旬に合わせて品種や産地を変えます。
そして一番重視するのは香りと実の硬さです。
またリンゴにつける飴はその日の気温や湿度によって調整をします。
飴の厚さを均一にすることと薄くすることによって、実際食べた時に飴がほどよく溶けてくれる。
飴は素早く回しかけるのがコツ。リンゴの表面に程良い熱が加わります。
薄く固まった飴はザクザクとした歯ごたえのある触感につながります。口の中では新鮮でみずみずしいリンゴの香りと飴の甘みが広がります。
種類は「プレーン」を始め、「ココア」や「シナモン」、「期間限定」の味も楽しめます。
評判は口コミで広がり最近では百貨店の催事に引っ張りだこ。1日1,200個も売り上げました。
百貨店の宝石売り場の横でもいいくらい。百貨店の空気感、そこで絶対に堪えられる存在。リンゴ飴の可能性にみんな気づいてくれた。これめちゃくちゃ面白いんじゃないかと思ってくれてるところが一つ達成した部分。勘は間違っていなかった。
池田喬俊店長によって日の目を見たリンゴ飴。可能性はまだまだ広がりそうです。