日本を訪れる外国人に関するニュースです。
本当に近年は増えてきました。浅草も連日、人でいっぱいです。
今年1月~9月までの訪日外国人の数は1年前と比べて17.9%増えていて、このままのペースでいくと年間2,800万人に達して過去最高となる可能性が出てきています。
そんな外国人の方々に日本旅行での不満を聞いたアンケートでは、
- 1位 英語の通用度
- 2位 母国語の通用度
- 3位 旅行代金
1位は「英語が通用しない」、2位は「母国語が通用しない」ということで言葉が通じない、言葉に関する悩みが上位を占めています。
2020年、東京オリンピック・パラリンピックに向けて訪日外国人がますます増えていくのが確実な中、実に50の言語を翻訳できるという新商品が発表されました。
早速、外国人たちとコミュニケーションを取ってきました。
POCKETALK(ポケトーク)
[blogcard url="http://www.sourcenext.com/product/pocketalk/"]
その名前は「POCKETALK(ポケトーク)」
10月23日に発表されたのは手のひらサイズの翻訳機。操作はタップをして話しかけるだけと簡単です。
星佑紀記者、
最寄り駅はどこですか?
Where is the nearest staition?
約10秒で翻訳は完了しました。
驚くのは対応する言語。英語やフランス語はもちろん、アラビア語からスワヒリ語に至るまで50以上の言語を翻訳可能。
例えばインドならヒンディー語だけでなくベンガル語などにも対応しています。
日本語から外国語への一方通行だけでなく、双方向の翻訳ができるのが特徴です。
Wi-Fi環境があれば利用可能。さらに専用のSIMカードを搭載すれば61ヶ国で使用ができます。
翻訳
早速、成田空港で訪日外国人のYOU達に母国語でコミュニケーションをしてみました。
ポリネシアへの旅行の目的はなんですか?
ポリネシアへ向かう観光客(スペイン語)、
(ポケトークでの翻訳)私たちは新婚旅行に行きます。
この翻訳機、いくら?
では、旅行中になかなか伝わらなかったことを聞いてみました。
インドネシアからの旅行客(インドネシア語)、
(ポケトークでの翻訳)日本でのイスラム教徒やモスクの礼拝の場所を見つけることは非常に困難。
イタリアからの旅行客(イタリア語)、
(ポケトークでの翻訳)料理は豚肉の舌が含まれています。
豚のタンは好きじゃないんだ。料理に入っているか本当は確かめたかった。
YOUたちと母国語でコミュニケーションができました。
これがあればほとんどの日常会話は可能だといいます。
ソースネクスト株式会社
[blogcard url="http://www.sourcenext.com/"]
この翻訳機を開発したソースネクスはパソコンソフトやアプリを販売してきた企業。
なぜ今回、翻訳機に参入するのか?
松田憲幸社長は、
2020年に大きなイベントがあり、たくさんのお客様が海外からみえるのだから、インバウンドにどんどん対応しなくてはならない。会話をするのにソフトウェアだけではできないことがいっぱいある。翻訳機という専用機で会話しないと厳しいとわれわれは判断した。
通訳や翻訳ビジネス市場は年々伸び、2017年度は2,900億円に拡大する見込み。
ソースネクスは2020年までに50万台を販売する目標です。
訪日外国人と日本人の言葉の壁を打ち破れるだろうか?