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[ガイアの夜明け] 新時代の「ニッポン観光」始まる!(2)

2016年8月19日

新時代の「ニッポン観光」始まる!

一般社団法人ノオト

兵庫・朝来市。

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この街に空き家になっていた古民家があります。

3月下旬、真新しい畳が運び込まれていました。

築120年以上、リノベーションをして古民家ホテルへと生まれ変わることになりました。

ここ外すと天井が抜ける?

手掛けているのは藤原岳史さん(42歳)です。

今、こうした古民家ホテルを次々とオープンさせています。

土壁も当時のままほぼ残す。完全にきれいすると、ただの和風の家になってしまう。それでは来てもらったお客様に当時の面影とか暮らしとか文化を感じてもらえなくなるので。

NIPPONIA

昔ながらの古い町並みが残る兵庫県篠山市。

2004年には年間320万人いた観光客が2014年には230万人に減ってしまいました。

その篠山市に藤原岳史さんが手掛けたホテルがあります。

築130年の古民家ホテル「NIPPONIA」。

2015年10月にオープンするとすぐに人気となりました。

料金は1泊1人3万円~(朝夕食付き)。

今まで泊まったホテルや旅館でこういうタイプは初めて。

一般社団法人ノオト

その篠山市内に藤原岳史さんの会社があります。

2009年設立の一般社団法人ノオト。

社員は11人、これまで約70軒の古民家を再生してきました。

藤原岳史さんは篠山市出身。

大学卒業後、大阪のIT企業に勤務した後、地域活性化の仕事に携わりました。

すると、自分の故郷もなんとかしたいという思いが強まり、2009年に篠山市に戻り地域再生事業を始めたそうです。

そして観光客が足を伸ばしにくい地域に次々に古民家ホテルを作ることにしたのです。

ここが神戸、大阪、京都で横の動きはあるけど、縦の動きがほぼない。真ん中の部分が埋まると経済効果も増える。

その藤原岳史さんがいま、全く新しい仕掛けで観光客を呼び込もうとしていました。

インバウンド戦略キックオフ・ミーティング

4月26日、兵庫県篠山市。

古民家ホテルを手掛ける藤原岳史さん。

スタッフを集めて新しい試みを始めようとしていました。

「インバウンド」。日本に増えている外国人の事です。

彼らをこの地域に呼び込もうと古民家ホテルを泊まり歩くツアーを計画していました。

ここでストーリーを作って、この辺に泊まって何ができて、「古民家の旅」「歴史区の旅」みたいな。

歴史や文化を体験する旅、どう具体化すればよいのか。

藤原岳史さん、助っ人を呼んでいました。

岐阜県で外国人向けのツアーを企画している株式会社美ら地球の山田拓さん(41歳)。

その活動は国からも評価され、2014年度エコツーリズム大賞の優秀賞を受賞しています

単に宿というパーツで勝負するのは今の状況だと難しい。周辺部分でできることはもっとたくさんある。

山田拓さん、宿だけでなく、どんな体験ができるかが大事だとアドバイスをしてくれました。

丹波焼

篠山市今田町。

藤原岳史さん、早速体験できるアクティビティを探そうと動き出しました。

訪ねたのは陶芸家の市野太郎さん。

今田町は「丹波焼」という焼き物の里です。

この釜は47メートル。120年くらいの歴史がある。

案内されたのは「登窯」と呼ばれる独特の釜です。

ここで1,300度にした火を、この穴で上に連れていく。

市野太郎さんの工房「源右衛門釜」。

藤原岳史さん、ツアーの中に陶芸体験を組み込みたいと考えたのです。

手軽に作れてお土産に喜ばれるモノはないか相談します。

大きくなると難しい?

難しいですね。なかなか1日ではできない。

仕上がりやすいのは?

カップとか。

思い付いたアイデアをノートに書き出していきます。

豊岡カバン

次に向かったのは兵庫県の北部にある豊岡市。

この町は明治時代から続くカバンの産地です。

藤原岳史さん、このカバン作りもツアーに組み込もうとしていました。

アイデアをくれたのが株式会社美ら地球の山田拓さんです。

2人が訪ねたのは豊岡カバンの専門店「Artisan」。

山田拓さん、文化だけでなく、こうした地域の産業を体験することも観光客には喜ばれると考えていました。

神社、仏閣だけでなく、産業も含めた人々の暮らし。地域らしさみたいなものをツーリズムがどう表現していくか。やれる領域もまだまだあるのかなと。

林健太さんは

我々は産地なので、やっぱり喜んでもらいたい。使って「いいよね」と言ってもらいたいので我々にとってはメリット。

観光客を呼び込むことで地域の活性化にもつなげる。目指すのはそんなツアーです。

ツアープラン

事務所に戻った藤原岳史さん。

見つけてきたアクティビティをベースにツアーのプランを組み立てます。

観光で有名な都市の間に埋もれた集落はたくさんあって、こんなコンテンツがいっぱいある。そういったものがもったいない。空き家に泊まることで周辺の人たちの暮らしとか思いに触れてもらう。

藤原岳史さん、まずはモニターツアーを行い参加者の意見を聞くことにしました。

モニターツアー

7月26日、篠山市。

モニターツアーが始まりました。

2組の家族が参加します。

日本で暮らすイギリス人のマーティンさん親子とマレーシアから旅行でやって来たザイリルさん一家です。

初日の宿は篠山市の郊外、山あいの集落、丸山地区にあります。

古民家ホテル「集落丸山」

古民家ホテル「集落丸山」。

築150年です。

マーティンさんがお風呂に行きました。

そこにあったのは鉄釜でできた五右衛門風呂です。板を踏みながら恐る恐る中に入ります。

こういう経験はみんな喜ぶと思う。日本の古いお風呂に入れるなんてね。

翌朝、集落の女性たちが何やらカゴを持ってやって来ました。

宿に入っていきます。

ツアー客がまだ寝ている中、朝ごはんの準備を始めました。郷土料理に腕をふるいます。

地元、篠山で採れるオクラを胡麻和えに、名物の黒豆を使った味噌汁。

そこにダリアさんが起きてきました。

篠山ベジタブル?

こうした地元の人との交流もツアーの醍醐味です。

古民家ホテルができて集落にも変化がありました。

古民家ホテル事業が始まるまでは人が誰も通っていない感じだった。人が道を歩いているだけで「来てくれたんやわ」と思ってありがたい。

朝食のあと、早速アクティビティに出発。

源右衛門釜

やって来たのは丹波焼の登窯です。

陶芸家、市野太郎さんの工房「源右衛門釜」。

同じ力で挟んで上に。

初めての陶芸体験。

形が良くないかしら。

市野太郎さんの手解きを受けながらろくろを回します。

後日、釜で焼かれ自宅まで届けてもらいます。

日本の850年続く丹波焼の歴史を海外の人に知ってもらうのはうれしい。良い思い出になったらそれでいい。

古民家ホテル「大屋大杉」

一行が次に向かったのが兵庫県養父市。

かつて蚕を育て絹を作るのが盛んだった地域です。

養蚕農家だった独特の建物が今でも残っています。

1階に人が暮らし、2階と3階に蚕を育てる部屋があったそうです。

ここが二日目の宿、古民家ホテル「大屋大杉」です。

昔m、この部屋に蚕がいた。糸を紡いでシルクを作っていた部屋です。

ツアーでは大自然を満喫。

このあと、さらなるアクティビティで感動の体験が・・・

かばん工房遊鞄

兵庫県豊岡市。

古民家に泊まり歩くモニターツアーに応募したマーティンさん親子とザイリルさん一家。

この街はかばんの産地。

ツアー3日目はかばん作りを体験することになりました。

型紙に合わせて革を切り、ミシンを使って縫い合わせます。

職人に教えてもらいながらの作業です。

地域の産業に直接触れることができる。

ツアー客にとっても貴重な体験だったようです。

ザイリルさんは

何世代にもわたって技術が受け継がれているんだね。100%日本製のカバンだよ。

豊岡1925

この日の宿はホテル「豊岡1925」。

これまで泊まってきた古民家とはちょっと違うでしょ?

昭和9年に建築、登録有形文化財です。

元々は兵庫県農工銀行でした。巨大な金庫も残されています。

このツアーを仕掛けた藤原岳史さん。

最終日、参加者からアンケートを取りました。

宿やアクティビティに関する意見や感想がびっしり。

カバンがどうやって作られているのか知らなかったから、いい経験ができた。

特に評判が良かったのが地域の産業や文化に触れることができる体験でした。

陶芸はもっと時間をかけてやりたかった。好きな絵を描けるとかね。

藤原岳史さん、こうした意見を参考にさらに内容を改善していきます。

古民家ツアーの開始は2017年1月、3泊4日で1人30万円からを予定しています。

ガイドブックに載っていない観光地はまだまだあると、地域や暮らしを味わってもらえるようなツアーにしていきたい。

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カテゴリー:ビジネス関連
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