ヤフー株式会社
[blogcard url="http://www.yahoo.co.jp/"]
インターネット大手のヤフー株式会社。2016年5月からスマートフォンなどを使って個人同士でお金を送金できるサービスを始めました。
あらかじめ銀行口座などから「Yahoo!ウォレット」にチャージし、スマートフォンの画面上の「支払う」を選択します。相手を指定して金額を入力します。暗証番号を入れて送金すれば、すぐに相手に届きます。
かつては銀行しかできなかった「送金」が銀行を経由せずにできるのです。
ヤフー株式会社の白石洋介さんによると、
2010年に資金決済法ができて資金移動業の登録をすれば銀行以外の事業者でも送金業務ができるようになった。
ただ利用を始めるためには本人確認が必要です。
本人確認は銀行と提携して行い、大体のお客様は口座登録で確認できる。できない場合は本人確認の郵便物を受け取ることが必要。
現在は43の金融機関と提携。今後、コンビニからチャージすることも可能になります。
個人間送金
こうした個人間送金はアメリカの「venmo(ベンモ)」や中国の「Alipay(アリペイ)」など世界的にもサービスが拡大しています。
国内の金融業界もサービスの広がりを期待しています。
全国銀行協会の國部毅会長は、
スマートフォンを使った決済は利用者にとって使い勝手がいい。利便と保護を両面確保しながら新しい金融・決済サービスを提供していく。
AnyPay株式会社
[blogcard url="https://anypay.jp/"]
1月19日、都内であるアプリが発表されました。
AnyPay株式会社の木村新司社長によると、
一言で言うと個人間でワリカンができるアプリ。日本のキャッシュレス化を加速させていく存在になりたい。
ベンチャー企業のAnyPay株式会社が開発した飲食店での割り勘を簡単にできるというアプリ「paymo(ペイモ)」です。
一体どういうものなのでしょうか?
paymo(ペイモ)
[blogcard url="https://paymo.life/"]
まず名前やメールアドレスなどの情報を入れて、クレジットカードの情報を入力します。飲食代を割った金額を入れてレシートを撮影するだけで相手に請求ができます。
請求された相手は割り勘の金額をクレジットカードを通じて支払います。
手軽にできている理由は?
日向諒取締役によると、
送金ではなくワリカンの決済。本人確認もなく簡単に登録できて簡単に請求・支払いができる。
送金とは銀行など資金移動業者を通したAさんからBさんへのお金のやり取りです。ただしサービスを利用するには顔写真などが入った免許証などを使った本人確認が必要になります。
一方、決済はコンビニなどの収納代行業者を通したAさんとBさんの間の品物とお金のやり取りです。クレジットカードの情報を登録するだけで顔写真などの本人確認の必要はありません。
今回、「paymo(ペイモ)」は品物の代わりにレシートを利用しています。
割り勘アプリ
「paymo(ペイモ)」を実際に使うとどうなるのでしょうか?
この日、女子会をしていた4人組の女性。料理を前に会話が弾みます。
食事を終えると、
お会計です。
私、払います。
この日のお会計は1万2,204円。ここでは幹事がまとめて支払うことになりました。そして早速、割り勘にします。
3,051円。
1人あたり3,051円。ここでアプリの登場です。レシートを撮影して割り勘にした3,051円を請求します。支払う人は自分のクレジットカードを登録。これで支払いが完了です。
誰かがまとめて払ってあとからワリカン。よくやる。すごく便利。いつもは小銭がないとかもらい忘れがある。
1万円しか持ってないときも現金がなくても、すぐに引き落とされる。
スムーズな支払いは店側にもメリットがあるようです。
ワリカン支払いは両替が大変。1円単位とか「10円を5枚で両替してください」とか、便利だと思う。
AnyPay株式会社は1年間で「paymo(ペイモ)」の700万ダウンロードを目指し、利用者を一気に増やす考えです。
木村新司社長は、
普及すると思っている。使ってもらえれば分かる。簡単で楽なので。ワリカンだけでなく送金もできるサービスに広げていけたら。