[ガイアの夜明け] 捨てるの待った!~新たな「リサイクル」の幕開け~(1)

捨てるの待った!~新たな「リサイクル」の幕開け~

長野県千曲市の会社員、福田健太郎さんと妻の理恵さん。

自宅に届いたのは大きな少し変わった柄の木製のテーブルとベンチ。

テーブルはイギリスの国旗をモチーフにして使い古した感じが特徴的です。

福田さんはネットで偶然見つけたそうです。

テーブルもベンチも共に同じ商品は二つとない一点ものです。

大手のショールームや家具店を回って見てきたがどれもきれいすぎた。これならガシガシ使える。

このベンチとテーブルは意外なものから作られていました。

株式会社市川鋲螺製作所

大阪市のある株式会社市川鋲螺。

工場内にはパレットと呼ばれる木製の台が積まれていました。

フォークリフトで製品を運ぶ時に下に敷いて使うのがパレットです。

工場の外には廃棄される古いパレットが山積みにされていました。

それを物色する株式会社パレットハウスジャパンの大町浩社長。

大町浩社長は大阪市内で木工所を経営しています。

世界各地で製造されるパレット。
輸送の際に使われめぐり巡ってここにたどり着きました。

大町浩社長は使い古されたパレットを無料で譲り受けトラックに積み込みます。

株式会社パレットハウスジャパン

パレットを満載にしたトラックが戻ってきたのは大町浩社長が3年前に設立した株式会社パレットハウスジャパンです。

株式会社パレットハウスジャパンでは廃棄されるはずだったパレットを使って福田さん夫妻に届けられたテーブルを作っていました。

廃材がおしゃれな家具に生まれ変わっていたのです。

解体したパレットを高圧洗浄機で洗うときれいな木目が現れます。

それを乾燥させ薄い板状に加工して、さらに小さなパーツに切り分けていきます。

世界各地の様々な木で作られたパレット。
それをモザイク状に並べていきます。

特徴の違う木を使うことで思いのほか高い強度を実現。
独特の味わいを生み出しました。

市販されている木材でこの色を出せと言われても絶対無理。

新作のベンチソファなどパレットの特徴を生かしたユニークな製品を次々に生み出していました。

さらに2015年に思いがけないチャンスが訪れました。

ミスタードーナツ

大手飲食チェーンのミスタードーナツが大町浩社長のパレットに目をつけました。

改装中のミスタードーナツ鶴ヶ峰駅前ショップの店内を覗いてみると大町浩社長のパレットが壁材として取り付けられていました。

ミスタードーナツではパレット材を使って1,000店舗をイメージチェンジする計画を予定しています。

突然の大口の注文に大町浩社長の工場は嬉しい悲鳴です。

廃材なんですけど、ゴミなんですけど僕らにとっては銘木というか宝なんです。

これまで見向きもされずに捨てられてきたゴミ。

それがアイデアひとつで新たな価値が生まれ輝き出しました。

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