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[WBS] 新たな復興のシンボル!「あまころ牡蠣」とは一体?

2016年6月16日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ルーフガーデンオイスターバー GUMBO&

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東京都渋谷区にあるルーフガーデンオイスターバー GUMBO&。

6月14日にある珍しい牡蠣がお目見えしました。

株式会社ゼネラル・オイスターの吉田琇則CEOは

画期的な牡蠣を皆さんに紹介できる。

その牡蠣の名称は「あまころ牡蠣」。

天野博幸キャスターが食べた感想は

小ぶりですが味はとっても濃いです。甘みも強い。

一般的な牡蠣と比べると大きさは約半分。
そして甘みが強い。

価格は1つ580円。

あまころ牡蠣

「あまころ牡蠣」の産地、宮城県南三陸町の志津川湾。

古くから牡蠣の養殖で栄えましたが、2011年の東日本大震災で大きな被害を受けました。

朝6時過ぎ、牡蠣の水揚げが始まりました。

ロープに取り付けられていたカゴを引き上げると、中には「あまころ牡蠣」が入っていました。

牡蠣の養殖は通常、ホタテの貝殻にカキの種を付着させ約2年養殖するため、設備も大がかりなものが必要になります。

しかし「あまころ牡蠣」は稚貝をそのままカゴの中で約10ヶ月間養殖します。大規模な設備は不要です。

メリット

「あまころ牡蠣」の養殖には多くのメリットがあると生産者の佐々木昇記さんはいいます

早期の出荷、短期間出荷ができる。「あまころ牡蠣」は小さくて軽いから、軽作業でできる養殖が若い人にも魅力がある。

この日、水揚げされた牡蠣は約1,200個。

この牡蠣が全国のオイスターバーに届けられます。

「あまころ牡蠣」は産卵前の約10ヶ月で水揚げされることから、グリコーゲンなどの成分が多く含まれ甘みが強い。

さらに出荷時期は5月下旬から8月上旬、一般的な真牡蠣が9月から5月に出荷されるため、その谷間です。

高付加価値のブランド牡蠣として高い値が付きます。

宮城県水産技術センター

「あまころ牡蠣」の量産化に目をつけたのが宮城県水産技術センター気仙沼水産試験場の山内洋幸さんです。

最初はみんな半信半疑だった。1年未満で商品になるような牡蠣ができるのか、新しい技術を導入して、とにかく軌道に乗せる努力をしてきた。

震災後、約4年を掛け、生産者と共に量産化に取り組み、今年初めて成功しました。

復興のシンボルとして頑張りたい。この取り組みに触発され、いろいろなブランドガキが出てくることで、牡蠣生産地としての宮城県が、また復活するのではないかと思う。

6月17日からオイスターバー、33店舗で提供される「あまころ牡蠣」。

ブランド牡蠣として知名度を上げ、来年は10万個の養殖を目指すといいます。

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