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[WBS] 効率化で脱残業をする企業。

2016年3月2日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

お疲れ様まで禁止する企業。
効率化で脱残業を実行しています。

株式会社ランクアップ

[blogcard url="http://www.manara.jp/"]

30代~40代に人気の化粧品ブランド「マナラ」を製造している株式会社ランクアップ。

主力のメイク落とし「ホットクレンジンゲル」はメイク落としと洗顔が一度にでき、さらに肌にも優しいと評判。
約4,000円の商品ですが累計55万本も売れるヒット商品です。

マナラ化粧品の販売元、株式会社ランクアップの昨年の売上は約75億円。

脱残業のために

午後5時を過ぎると社員は次々に帰っていきます。

岩崎裕美子社長は「私達の会社は残業をしないで売り上げを上げる会社」と言います。

8時半から始まる朝礼では
圧倒的なスピードで形にします。
常識にとらわれない発想力で勝負します。
と社員全員が声を出します。

残業なしで売り上げを伸ばすためには「徹底的な無駄の削減」。

社長のスケジュールさえも空いていれば社員が勝手に予定を入れるシステム。
本人の承認が無くても空いていれば予定を入れていいそうです。
「スケジュールが空いている方が悪い」と岩崎裕美子社長は言っていました。

結果、面倒なスケジュール作成の時間を省くことになります。

会議に使用する資料もパワーポイントなどで制作せずにワードで制作。
エクセルに色をつけたり、パワーポイントで画像を入れることを禁止。。
パワーポイントで5~6枚になっていた資料をワード1枚で制作。

3~4時間掛かっていた資料作りがわずか10分に短縮できるそうです。

社内のメールに「お疲れ様です。」を入れるのも禁止。

社内ルールをしっかりと決めて無駄な時間を徹底的に省いているそうです。

業務の効率化のために社員全員から改善提出書を出せる環境を作っています。
提案が採用、不採用に関わらず1件あたり500円を支給されます。

社員一丸で考えることで意識も高まりますよね。
2015年では約600件の提案があったそうです。

残業をしない会社の原点

岩崎裕美子社長は以前は中小企業の広告会社に勤務していました。

その会社では終電まで働く長時間労働が当たり前だったそうです。
誰よりも長い時間働いて売り上げをあげるスタイル。

多くの中小企業がこのスタイルだと思います。

2005年に設立した株式会社ランクアップは社員42名中、女性が40名。その半数以上が母親。
残業を無くすことで母親にとっても働きやすい環境を作っています。

女性がずっと働ける会社」。
岩崎裕美子社長が起業当時から求めていた会社像。

「残業なし」の成長スタイル

  1. アフター5が充実
  2. 新しい出会いや仕事以外の体験などで新しいアイデアがわく
  3. ヒット商品につながる
  4. 良い評判ができる

このサイクルを作るっているそうです。

さらにアフター5で訪れるスポーツジムや美術館などの費用の一部を会社が負担しているそうです。

効率化しない部分

お客様からの声には時間を惜しまない。

誰がやっても同じ成果が出る作業は簡素化やアウトソーシングしてもいいが、お客様の声は会社にとっての財産。

お客様の声によって製品の改良も実際に行っています。

岩崎裕美子社長は「夜中まで働いていた当時よりも5時で帰る今の会社のほうが生産性が高い」と言われています。

アイデア・発想が会社の将来をつくる。

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