株式会社柴田書店
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月刊食堂の通山茂之編集長によると
茨城県の古河市に丘里さんという会社がありまして、スゴくお店の運営スタイルが独特なんですよね。古河市で一人勝ちしている企業さんだと思いますね。
株式会社丘里
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今度は北関東、古河市は古川市へ。
北は栃木県、西は埼玉県との県境に近い人口14万の中くらいの都市ですが、そこにどんな王様が?
「あっありました『丘里』!デカッ!」
100台は止められる駐車場の奥にドーンとかまえるバラバラジャンル王「丘里」。
お店の中は大小の個室が通路の両脇に、お昼どきも手伝って空いている部屋がありません。
これは儲かってそうです。
株式会社丘里の中村康彦社長、どんなバラバラジャンルを展開しているのですか?
茨城県の古河市で7店舗5業態、いろんなジャンルの和食。
株式会社丘里は和食を中心にしたバラバラチェーン。
古河市内で釜飯、とんかつ、お寿司などの5業態7店舗を展開。
その売上は
いま7店舗で年間9億円です。
古河エリアだけで年間売上9億円!
これは確かに王様です。
丘里グループの秘密
しかし丘里グループの7つのお店、古河駅から一番近い「和食丘里」でも駅から歩いて20分とかなりの悪立地。
なのにどうやって9億円の売り上げをたたき出しているのか?
中村康彦社長によるとそこに古河市ならではのとっておきの狙い目があるそうです。
それが、
こちらです。宴会です。
丘里の儲かりポイントは、すばり「宴会」。
実は古河市は北関東でも有数の工場が多い町。
山崎製パン株式会社や積水ハウス株式会社など数多くの工場が工場団地にあります。
こうした工場に働く人たちが、歓送迎会や忘年会、新年会を大人数をまかなえる丘里でとなります。
一般のお食事のお客様ですと夜は2,000円前後の客単価。宴会のお客様だと5,000円~6,000円の客単価。
それは儲かりますね。
それにしても、他にも大きなお店はあるでしょうに、なぜみんな丘里で宴会をするのか?
「なんで丘里で宴会?」
送迎があるし。
送迎
丘里の宴会は送迎付きが基本です。
6台のマイクロバスで要望があれば、その会社までお迎えに。
お開きになれば皆さんを近くの駅までお送り致します。これは便利です。
時間
さらにもう一つ、丘里のこだわりが
宴会は時間が限られてますので時間内に全部お料理を出し終える。
丘里の宴会は時間通りに終わる。
古河の工場で働いている方々は周辺エリアからの通勤が多い。
だから、ちゃんと時間通りに終わって次の日の仕事に影響しないっていうのが暗黙のルールとして存在しています。
そこで丘里グループ全店で時間内に宴会を終わらせる独自の戦術を導入しています。
まず1番のポイントは「乾杯」。
乾杯が遅れると、その後の全てのスケジュールがズレこんでしまいます。
そこで乾杯用の1杯目はビールと烏龍茶に限定して無料で配っています。
これで1杯目のドリンク注文の時間を確実に短縮できます。
全体の段取りが10分は早まるというから損をして得を取れです。
開始から2時間、滞りなく本日の宴会もお開きを迎えました。
駅まで送ってくれる車内では
全部美味しかったです。
釜飯はすごい量があった。
釜飯すごかったですね。
みなさん宴会の感想で盛り上がっている。
なんと運転手は中村康彦社長。
「社長、何やっているんですか?」
送迎。帰りはやっぱりお酒もちょっと入っているので言葉も滑らかで本音を言ってくださるので。
お客様の本音、リアルな感想を知りたいと自ら送迎バスのハンドルを握っています。
週に2回、スタッフジャンパーに身を包み、お客様の会話に聞き耳を立てています。
量が多すぎるという声を参考に釜飯のご飯を1.5合から0.8合に減らしたり、畳敷きの部屋にも常識に囚われず長時間座りやすいテーブル席を設置。
これでもかっと丘里グループの改善を図っているとか。
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