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[がっちりマンデー] 黄色いメダルのスゴ技職人登場!「黄綬褒章2016」(2)

2016年11月6日

黄色いメダルのスゴ技職人登場!「黄綬褒章2016」

折笠久夫さん

福島県郡山市にある一軒のお家。

「黄綬褒章おめでとうございます」

ありがとうございます。

この方が2016年春の受賞、折笠久夫さん(77歳)。

どんなお仕事で受賞されたのか?

この日の仕事現場について行くと、そこにはブロック塀ですよね?

ブロック職人になります。

折笠久夫さんはブロックを積んで塀を作る職人歴50年。

そして従業員6人を束ねる折笠ブロック工業の社長。

ブロック積み

早速、ブロック積みを見せてもらいます。

使用するのはホームセンターでも販売している市販のブロック(JIS規格)。

モルタルと呼ばれるセメントと砂を混ぜたものを接着剤にして、ブロックを乗せる。

そしてはみ出たモルタルをササッと拭き取る。

これの繰り返しです。地道な作業です。

やろうと思えば素人でもできなくもないブロック積みですが、折笠久夫さんのブロック塀がスゴいのは強度。

ちょっとやそっとじゃ倒れないらしい。

2011年の東日本大震災の時、福島県内のブロック塀が尽く崩壊したのに、折笠久夫さんが積んだ約500ヶ所のブロック塀はびくともしなかった。

ほかのと何が違うのか?

他との違い

ごまかすと倒れるのが事実。それをちゃんとやらないとダメ。鉄筋をきちっと入れるとか。

折笠久夫さん曰く、見えないところの「鉄筋の本数をちょいと減らして」というブロック塀が結構あるらしいのですが、絶対にそんなことはしません。

鉄筋とブロックを一体化させるモルタルもケチらずに目一杯使う。

そして折笠久夫さんのブロック塀が他と違うのが、その正確な積み方。

メジが撮ってるか通ってないか、素人が積むと真っ直ぐにならない。

一見、ただ順番に積んでいるように見えますが、縦にも横にも柔らかいモルタルにくっつけるから、十字のメジを真っ直ぐに揃えるのは結構難しい。

町中のブロック塀をよく見てみると、メジが整っていないのがよくあります。

廣山美佐雄さんが積むと、どの場所も十字が直角で美しい。

4年前に11段のブロック塀を作ってもらった鈴木さん夫妻は

本当に立派なブロックを積んで頂いた。よそに自慢できる。うちの宝物。

現場には奥様の富子さん(73歳)も来てブロック積みのお手伝い。

なんでも折笠久夫さん、腰痛の持病があるらしく、

心配だから、かわいそうだから、手伝いに来ている。

折笠久夫さんの受賞は全国に約1,000人いるブロック職人の誉れということです

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