のうえんカフェ
[blogcard url="http://www.nouen-cafe.com/"]
千葉県袖ケ浦市。
のどかな田舎道を進んだ先に平日でも40人以上が行列を作るカフェがありました。
しかも、なぜか主婦が多い。
もう10回以上来ている。安くてボリュームがあっておいしい。
落ち着いていて居心地がいい。
主婦がこぞって訪れるこのお店、その魅力に迫りました。
のうえんカフェの特徴
2010年にオープンした「のうえんカフェ」。
開店前から次々と人が集まります。
そしてオープンと同時に、ほぼ満席になります。
お客様の9割が女性で、特に主婦に人気です。
看板メニューが「ロールキャベツグラタン(1,080円)」。
たっぷりのデミグラスソースの中にトロトロのロールキャベツが隠れています。
「チキンカツ南蛮」もボリュームがあって1,080円。
原価率5割のメニューに主婦も納得だ。
量は多い。安いと思う。
食べきれなくても大丈夫です。
容器に入れて持ち帰ることもできます。
容器の値段も10円と良心的です。
内山真琴店長
店長の内山真琴さんは3児の母親。
主婦目線で「こんな店がいい」という考えを詰め込みました。
主婦は毎日、買い物をして料理をするので原価計算を自然と頭の中でして、一番お得なメニューを注文する。その期待に応えられるように。
長居
しかし、お得感だけが行列の理由ではないようです。
店内の様子を見てみると長居するお客様が多いことがわかります。
あるテーブルのお客様もオープンからたっぷり1時間半、食事と会話を満喫しました。
実はこのお店、長居を推奨しています。
待っているお客様の視線が気にならないように背の高い間仕切りを設置。
さらにお客様が帰るまで極力、食器を下げません。
混んでいると急いで食べなければと感じるが、それも感じない。あまりそばで見えて待たされると…。
お土産
しかしお客様が長居してしまうと回転率が落ち売上は伸び悩みます。
この問題を解決したのがズラリと並ぶお土産です。
ピーマンや里芋など、朝採れた野菜はスーパーより安く提供。
さらに夕飯のおかずとなる惣菜も買えます。
このお得感と便利さが主婦の心を惹きつけ客単価アップに成功し売上も伸びました。
マーケティングもわからないし、勉強もしていない。自分だったらどうかなという感覚を一番大事にしている。規模を広げるというのは考えず、今の状態を維持しながら客単価を上げたり、利益を上げていきたい。