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[WBS] 検索大賞で「食品部門賞」!いま大注目!「スーパー大麦」とは?

2016年12月13日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

日清シスコ株式会社

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12月12日、都内で「スーパー大麦」を使った新しい食品の発表会が開かれました。

日清シスコ株式会社、松長直樹ブランドマネージャーは、

スーパー大麦は「これから来る」というより、もう「すでに来ている」。

日清食品株式会社のグループ会社が12月13日から全国で販売する新商品、スーパー大麦が入ったシリアル「スーパー大麦グラノーラ」です。

おいしさもさることながら機能を重視して買う人に届けたい。

スーパー大麦

オーストラリアで10年間、品種改良を重ねて生み出されたスーパー大麦。「難消化性デンプン」という物質を一般的な大麦より4倍多く含んでいるのが特徴です。

大腸には善玉菌と悪玉菌が住み着いています。特に奥の方は悪玉菌が多くなりがちで炎症や、最悪の場合、大腸がん発症の原因にもなると言われています。

この悪玉菌と戦う善玉菌を増やす必要があります。

善玉菌のエサとなる水溶性の食物繊維は消化されやすく、腸の奥まで届きにくいという難点があります。しかしスーパー大麦に多く含まれる難消化性デンプンは消化されにくいため腸の奥まで届きます。

エサがより多く届いて、善玉菌が増えることで腸の奥まで健康になるというのです。

このスーパー大麦の臨床試験を行ってきた帝京平成大学健康メディカル学部の松井輝明教授は、20代から60代の男女18人がスーパー大麦を4週間食べ続けたところ、腸の奥の善玉菌が活性化し、「酪酸」という物質が4割増えました。

酪酸が増えると大腸の炎症が抑えられ、肥満の抑制などの効果も期待できるといいます。

糖尿病・高血圧・ガン・生活習慣病と一般的な病気にも多分効果が出てくる。今後詳しく分析したい。

このスーパー大麦を他社に先駆けて商品化した日清シスコ株式会社。急いだのにはワケがありました。

今年、テレビで取り上げられたのをきっかけに「スーパー大麦」という食材に注目が集まり、Yahoo!検索大賞を受賞。これが日清シスコ株式会社の背中を押し3ヶ月という短い異例の早さで開発を終えました。

しかし、日清シスコ株式会社マーケティング部、松長直樹ブランドマネージャーは

難しかった「ゴリゴリ」「ガリガリ」と少し不快な硬さがあった。

北村まあさキャスターが「スーパー大麦」だけ食べてみると、

硬いですね。口の中で存在感があるような。

そこで一工夫。スーパー大麦の硬い食感とのバランスを取るため、柔らかいドライフルーツを多めに入れました。

日清シスコ株式会社は今後、「ココナッツサブレ」など他の主力ブランドにもスーパー大麦を使うことを検討しています。

何年かに一度、爆発的にヒットする「スーパー大麦」のような話題になる成分が出てくる。来年以降も非常に期待している商品。

株式会社イトーヨーカ堂

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小売の現場でも期待は高まっています。

午後3時過ぎ、イトーヨーカドーアリオ北砂店の一角に人集りが。

スーパー大麦グラノーラ、本日先行販売です。

「スーパー大麦グラノーラ」を先行販売していました。

12月13日から全国のイトーヨーカドー、約160店舗で販売します。

試食したお客様は、その味にも納得の表情です。

腸に良いとテレビでやっていた。食べてみて初めて良いと思った。

価格は1袋540円と少し高めですが、こちらの女性は3つも購入しました。

イトーヨーカドーアリオ北砂店の吉永京子副店長は、

すごい商品と商談の段階で感じたので1万個仕入れた。

この店ではシリアルの新商品は通常一度に200~300個を仕入れますが。今回はなんと1万個。スーパー大麦への期待の高さがうかがえます。

健康志向が高まり、特に腸内環境を整えることに注目している。問い合わせも多く、期待感はだいぶ大きい。

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