株式会社柴田書店
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月刊食堂の通山茂之編集長によると
兵庫県の姫路市にエイトリンクさんという会社がありまして、これはもうアホみたいに売っているお店。
そんなに売り上げてるんですか?
興奮しましたから、実際に見にいって。大興奮しました。
株式会社ATE-LINK
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通山茂之編集長も興奮しまくっている儲かりぶりってどんだけ?
兵庫県姫路市、JR姫路駅前へ。
すると、「あそこめちゃくちゃ人いっぱいます。スゴイ混んでいる。」
夜8時、周りの商店街にはシャッターが下り、ほぼ人通りがない。
なのに、焼鳥居酒屋「まるまさ家」だけはお客様で溢れています。
運営ししている株式会社ATE-LINKの松尾守晃社長、儲かっていますね。
おかげさまで。
「がっちりですね。」
がっちりです。
もう顔くしゃくしゃの松尾守晃社長。
しかもお店はここだけじゃない。
この店は、焼き鳥をメインでやっていますが、焼き鳥以外にイタリアン・天ぷら・肉バル、4業態6店舗です。姫路の駅前半径300m以内でやっています。
なんと、この「まるまさ家」からわずか20mのところには天ぷらの「天屋まるまさ」、さらにそのすぐ近くに「イタリアン酒場MARUMASA」、肉バルの「肉屋まるまさ」と違う業態で同じまるまさブランド、株式会社ATE-LINKが経営するお店が駅前にごちゃっと集まっています。
これぞバラバラジャンル王!
しかも、どこも満員御礼。がっちり花まるまさ!
人気の理由
なんで、こんなにお客様が押し寄せるのか?
松尾守晃社長曰く、そこには中くらい地方都市、姫路にロックオンした作戦があるそうです。
姫路の人口は54万人。いま首都圏で流行っているパクチーだったりとか、そういう食材特化型の業態をしたとしても、姫路では分母が小さいのでなかなか成り立たない。
地方都市では最先端すぎる飲食店は当たらないといいます。
そこで狙いを絞ったのが飲食の4大定番ジャンル。
焼き鳥、イタリアン、肉、天ぷら。
確かに、みんな好きそうです。
この4ジャンルのお店を姫路向けにちょいとアレンジ。
イタリアンは姫路在住のおじさまでも入りやすいようにビストランテではなく居酒屋テイスト。
看板は提灯で、スパークリングワインはジョッキで提供。
高級和食のイメージ、天ぷらだって、小さなテーブルと丸椅子で大衆的な雰囲気を醸し出す。
姫路では一番やろう。
「姫路で一番?どんなところが一番なんですか?」
そらあ、もうリズーナブル!
リーズナブルや!
ほろ酔いのお父さん曰く、リーズナブル。
続いて肉屋まるまさでは
お待たせしました「肉焼き盛り」です。
肉屋まるまさの看板メニュー「肉焼き盛り」がでーんとお出ましです。牛モモ肉・ロース・タンがそれぞれ150gずつ、合計450gが鎮座し3,240円。
商品原価率78%という超太っ腹メニューです。
ここに松尾守晃社長の緻密な計算があります。
緻密な計算
お客様にたくさん来て頂きたいので、目玉の高原価の商品は置いています。それだけを食べられると困るので高原価の商品をほどほどのボリュームで。
松尾守晃社長、ほどほどって意味取り違えていません?
うちのデータ上は、約3名様に1つの割合で出てます。男性のお客様が7割を占めていますので150gでしたらちょっと物足りない。物足りないのでサイドメニューを頼みます。
というのも、まるまさで一番多いのは3人組のお客様。
このお客様たちが、大体3人で1つ「肉焼き盛り」を頼むので1人150g。男性だとちょっと物足りない。
となるとサイドメニューにある原価率の低いポテトサラダやナムルなどをそれぞれ2皿ぐらい追加注文します。
結果、3人組の平均オーダーはメイン1皿+サイド6皿+お酒7杯で合計約9,000円というのが松尾守晃社長の計算。
これだとメインだけだと78%だった原価率が48%に下がります。
諸経費を引いても約20%の利益が出るそうです。
緻密な計算に基づく売上は?
6店舗で年商3億5,000万円。
半径300mの6店舗で年間売上げ3億5,000万円。
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