[WBS] 日本初!刑務所ホテル!その全貌を独占取材!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

3月末まで刑務所として使われていた建物。明治時代に建設され現在では重要文化財となっている旧奈良少年刑務所です。

5月26日、法務省はこの建物の運営権を民間企業に売却し、ホテルなどの複合施設に改修すると発表しました。

日本初の刑務所ホテルとは?

テレビ東京が独占で内部を取材しました。

旧奈良少年刑務所

相内キャスター、

奈良少年刑務所とはっきりと書いていますが、とても刑務所という感じには見えないですね。

旧奈良少年刑務所、ロマネスク様式を基調としたレンガ造りの外観。ホテルに生まれ変わるという刑務所。どのようなものなのでしょうか?

中に入ると広い敷地。中央に建っているのは刑務所の入り口、庁舎です。

刑務所はこの庁舎を中心にして扇状に広がる形をしています。

中を案内してくれるのはセイタロウデザインの山崎晴太郎社長、刑務所を複合施設に改築するにあたりデザインからプロモーションまで手掛ける予定です。

早速、建物の中へ。

声や靴の音が響く。

温度も変わる。ひんやりしている。

中央看守所

まず案内されたのは刑務官が受刑者を監視する中央看守所。

ここに立つと全てが見えるように設計されている。遊びに来た人は体感価値も含めて味わえる。

扇状に広がった5つの廊下、その奥に独居房の扉が並びます。かつては受刑者が聞くラジオの音などが微かに漏れ聞こえていたといいます。

この辺り明るいです。耳を澄ますと鳥のさえずりが聞こえてきます。

天窓からの木漏れ日が差し込み、刑務所であることを思わず忘れてしまいます。

独居房

ホテルの部屋として使われる独居房の中は約2畳半と小さな部屋です。

部屋を3つ、くっつけて大きな一部屋にする。

こうした牢獄をホテルの部屋として使用するほか、敷地内にホテルも新設。約290部屋を作る予定です。

ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社

この監獄は明治からそのままの姿を残す唯一の監獄。その高い歴史的な価値が評価され2017年2月に重要文化財に指定されました。

建物は法務省がそのまま保有し、施設の開発や運営は民間が行う方式を採用しています。

宿泊施設を運営する「ソラーレグループ」を主体に合計8社が参画。2020年の開業を目指しています。

医療棟

受刑者のための医療棟。こちらの内部も明治の面影を残すモダンなデザインです。

医療棟はバックパッカーなどに向けたドミトリーになる予定です。

良品計画の「ムジ ホステル」という名前でオープン予定。

株式会社良品計画

中心となっている8社以外にも無印良品を運営する良品計画が参加しているのです。

なぜ良品計画は参加するのか?

生明弘好事業開発担当部長は、

基調な文化財を活用して地域を活性化するという取り組みに関して今まで行ってきたことの延長線上として寄与できることがある。

良品計画は今、地域に密着した取り組みに力を入れています。

画一的な商品ではなく、その土地ならではのものを提供することで消費者のニーズをつかもうとしているのです。

またドミトリーのほかにコミュニティースペースも運営する予定だといいます。

こちらが「オープン ムジ」になります。「オープン ムジ」はさまざまな体験をしていただく、地域と交流していただくスペース。これを奈良にも設置したいと考えている。

「オープン ムジ」では奈良独自のイベントを開く計画だといいます。

山崎晴太郎社長

貴重な文化財を使った刑務所ホテル。山崎さんはこのような取り組みが文化財の保存には欠かせないと考えています。

「残したい」という思いだけでは未来に残していけない。お金もかかる。事業性を付けて経済をきちんと手をつないで、それによって未来に残すところがポイント。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする