三菱電機株式会社
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7月19日、三菱電機株式会社が発表した最新の冷蔵庫。
そこには驚きの機能が搭載されていました。
新型の冷蔵庫。ポイントは一番下、野菜室。野菜室の中にLEDライトを当てることで野菜の光合成を進めてビタミンCを増える。
LEDの光で光合成を促し、野菜のビタミンCを約23%増やす機能、日光の1日のサイクルに合わせた仕組みになっています。
野菜室のLEDは3色採用されています。赤、緑、青。朝の時間帯は3色同時に照らし、昼になると2色、夜の時間帯は消える。自然界を再現しています。
実際にLEDの光を浴びる前後で比較してみると、
LEDを当てていないキャべツの真ん中は白っぽくなっている。7日間、LEDライトを当てた方は真ん中も緑色に色が変わっている。
価格は最上位モデルで43万円と冷蔵庫としては割高感があります。
三菱電機株式会社が冷蔵庫にLEDライトをつけたのは、共稼ぎなどを背景に冷蔵庫の大容量化が進み、いかに長く鮮度を保つかが求められているからです。
静岡製作所の鈴木聡所長は
エンドユーザーのニーズをしっかり吸い上げ、それに対して見合う商品を出していく。
ビッグカメラ
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都内の家電量販店「ビッグカメラ有楽町店」
お客様に冷蔵庫選びのポイントを聞いてみると
まとめ買いをしたいので、冷凍室が充実している商品が欲しい。平日に買い物に行けないので。
売れ行きがいい大型冷蔵庫。日本メーカーはここを主戦場に様々な機能で差別化を図っています。
株式会社日立製作所は冷蔵庫のドアや冷凍庫の引き出しにタッチ式の自動ドアを採用。
ビッグカメラ有楽町店の柳沢友希さんによると
たくさんものが入っていると、引き出すのが重いときがあるので、ボタンで軽く開けて引き出す使いやすい機能。
さらに野菜室には世界初の採用だというプラチナ触媒を搭載。野菜が傷む原因となる「エチレン」を分解し鮮度を保つことが出来るといいます。
一方、パナソニックは
全体を上からきちんと見渡せる冷蔵庫。奥にしまって食材を忘れてしまうことがない。
大量に食材をしまっても内部を把握しやすいレイアウトでお客様に訴えます。
シャープ株式会社
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大容量化でどう差別化を図るのか?
経営再建中のシャープ株式会社の冷蔵庫は、一見普通の大型冷蔵庫ですが、実は世界初の蓄電池と連携した停電対応したものです。
蓄電池に貯めた電力を使っているのです。
この停電モードボタンを5秒間押します。
このボタンを押すと、3つの庫室、192リットルのみが運転、消費電量を削減し、冷蔵であれば10日間以上、冷凍でも4日間以上、連続で使用することが可能で長期の停電にも耐えることができるのです。
価格は48万円。
シャープ株式会社は災害対応という機能を加えることでライバルとの差別化を図りたい考えです。
シャープ株式会社の相場誠弥さんは
災害時にいかに「安心」「安全」を届けられるかということが使命。今までの冷蔵庫のカテゴリーになかった新しいコンセプトの商品を入れることで販売拡大につなげることができる。