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[WBS] 偽ブランド!トラブル増加!見分ける「スゴ腕目利き人」とは!?

2016年10月1日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

株式会社メルカリ

[blogcard url="https://www.mercari.com/jp/"]

東京・六本木ヒルズに構えるベンチャー企業、株式会社メルカリ。

ネット上でフリーマーケット仲介サービスを展開しています。

1日50万点以上の商品が出店されるのなど急成長を続ける株式会社メルカリですが、実はいま大きな問題が起きているといいます。

カスタマーサポートの山田和弘マネージャーによると

商品が届いた後に「偽物」と発覚する場合があった。

偽ブランドの出品

正規のブランド品と謳いながら「スーパーコピー」と呼ばれる本物そっくりの偽ブランド品を送りつけるケースが増加しているというのです。

国民生活センターへの「偽物」商品に関する相談件数は、店舗で購入した商品の相談は横ばいですが、インターネット取引による相談はここ数年急増しています。

被害にあった人

実際に偽ブランド品の被害にあった人はいるのか?

街で聞いてみました。

「偽ブランドなのか」というのがあった。質感がちょっと安っぽかった。

東京税関出張所

東京・江東区にある東京税関出張所。

東京外郵出張所の金子光真総務課長は

1日8,000~9,000個の郵便物が世界中から届きます。

郵便物をジッと見つめる職員。

実は偽ブランド品などの偽造品を水際で止める税関のスゴ腕目利き人「知的財産調査官」です。

知的財産調査官は流れてくる郵便物を怪しいモノと、そうでないモノに仕分けていきます。

例えば衣類と表記されているのに、郵便物が異常に重いなど、職員が不審と感じたものはその場で開封します。

業務開始から1時間、仕分けられた不審物は?

「業務開始1時間で不審物はどのくらい?」

20個くらいですね。

仕分けられた不審物は鑑定室に運ばれ、知的財産調査官がデータの詰まったファイルを参考に偽造品を見分けます。

東京税関の三村敦宣知的財産調査官は

海外からのブランド品が安く簡単に手に入るが、安いからとすぐに買うことがないように。

偽ブランド品

なかなか減らない偽ブランド品。

その9割以上が中国からの輸入品です。

中国

偽物大国、中国。

その現状はどうなっているのでしょうか?

北京市内にあるショッピングモール。

売りの一つがブランドのバッグや財布です。

販売員が

財布見るかい? どんなブランドが欲しいんだい?

店員が棚の奥から取り出したのは「プラダ」。

ルイ・ヴィトンの財布は今年のモデルだといいます。

値段は

この価格でいいよ。

450元、日本円で約6,800円。

もちろん偽物です。

本物なら約7万3,000円はします。

これはコピー(偽物)だけど良いコピーよ。

本物の写真と比べてモノの良さをアピールする店員。

しかし、記者が

普段の革とは肌触りが違う。

難色を示すと、

あなたがさらに良いものを求めているなら、本物と同じものがある。

本物と一緒?

そうだ、本物と全く一緒だよ。

そう言うと、店員は別の売り場へ。

しばらくするとバッグを持って戻ってきました。

これは本物と同じ。革は時間が経つと色が変わる。安いものは色が変わらない。

より精巧なモノが用意されていました。

質が違う2つの偽物を比べてみると、最初の偽物は革が硬く、精巧な偽物は革が柔らかくなっていました。

偽物が出回るワケ

中国国内でも、こうした偽物に対する取り締まりが厳しくなっています。

それでも偽物が出回るワケは?

確かに厳しくなっている。ここ3年くらい。でもあなた方、外国人が偽物を欲しいと言う。

見分ける方法

本物か偽物か、われわれが見分ける方法はあるのでしょうか?

ブランド品買取業者に話を聞きました。

トライアングルの三島康裕さんによると

例えば時計は正規店に電池交換に出す。バッグは正規店にクリーニングしてもらう。正規店に持って行って、偽物は間違いなく受け取ってもらえない。本物であれば確実に受け取ってもらえる。

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