[WBS] 【ロングセラー研究所】明治「カール」

ワールドビジネスサテライト(WBS)

おっ母さん食品館

東京・足立区のスーパーマーケット「おっ母さん食品館北千住店」。

お菓子の棚にはポテトチップスなどと並んでお馴染みのスナック「カール」。

昔からおやつで食べている。

子供が好き。

発売から48年。大人から子供までを惹きつける「カール」。その魅力の裏側には驚きの秘密が隠されていました。

明治製菓株式会社

ロングセラー研究員が向かったのは東京・江東区にある明治製菓株式会社の本社。

カールなどの菓子開発を担当する菓子商品開発部の倉重雅彦さん。

当時、明治製菓の主力製品がチョコレートが中心。溶けてしまう夏場に売れるものが必要だということでスナック菓子に行き着いた。

明治製菓株式会社は1926年に発売した「ミルクチョコレート」が大ヒット。

しかし夏場に溶けてしまうため、売れ行きが落ちるのが課題でした。

1年を通じて売れる新たな商品はないか、海外に新商品のアイデアを探しに行った社員のレポートに書かれていたのは「スナック」の文字。

1960年代、アメリカではポテトチップスなどのスナック菓子がブームになっていました。

そこで明治製菓株式会社は日本人に好まれるスナック菓子を作ろうと開発に着手。

1968年に日本初のコーンスナック菓子「カール」が誕生しました。

明治製菓株式会社 大阪工場

カールはどのように作られているのか?大阪の工場を訪ねました。

技術部技術室の岡山健一さんの案内です。

こちらのラインでカールを作っています。

案内された生産ラインにあったのがカールの生地を作る成型機。

成型機で原料のトウモロコシ粉を180度の熱で押し出すと1秒間に約60個というスピードで生地ができあがります。

成型機の穴から出てくる時に自然と丸まっています。ポイントは成型機にある5つの穴の形。詳しくは企業秘密という穴の形状がカール独特の形を作り出していました。

試行錯誤した結果、偶然できた形。「かわいい形だな」ということで、この形になった。

カールの独特の形は試行錯誤の末、偶然生まれたものでした。

カールおじさん

カールといえばお馴染みなのが「カールおじさん」。

実はカールおじさん、1974年に初めて登場した時はあくまでも脇役でした。

しかし、

CMを見たお客様から「あのおじさんは誰だ」と問い合わせがあって、その反響の大きさで急遽おじさんが主役に代わった。

カールの認知度が爆発的に上がった。

反響に応じてCMキャラクターを変え、カールの認知度をさらに上げました。

大人の贅沢カール

半世紀近くに渡り日本人に親しまれてきたカール。しかし近年は若者離れが起き、売り上げは最盛期の3分の1程度です。

スナック菓子は10代のイメージだが

その世代はポテトチップスが中心。

そうした中、明治製菓株式会社は2016年2月、「大人の贅沢」と名付けた初のプレミアムカールを発売しました。

「カール」を卒業したら「大人の贅沢カール」。「大人の贅沢カール」を卒業したら、また戻ってくるサイクルができたらいい。

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