[WBS] 広がる仮想現実の活用!恐怖の「飛び降り」教育とは?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

株式会社明電舎

9月2日、東京都下水道局葛西水再生センター。

施設内にある建物の上、高さ約20メートルのところで作業をしている人がいました。

電気設備メーカー、株式会社明電舎の藤ノ木章さんです。

照明の取り付け作業をしていました。

危険が伴う高所での作業ですが、ふと緊張が途切れてしまうこともあるといいます。

暑い日だとか、集中していない時間帯も出てくる。そういう時に気の緩みじゃないですけど。

株式会社明電舎 大田事業所

そんな社員の教育のために株式会社明電舎が5月から使い始めたのがVRです。

皆さん、ヘッドマウントディスプレイを付けて体験している最中です。

VRを体験するためにゴーグル型のヘッドマウントディスプレイを付けた従業員。

大浜平太郎キャスターも体験してみます。

高所作業で使う足場が床に置かれました。

この足場を歩いてもらう。これが自分の足のセンサー。

ヘッドマウントディスプレイを装着して仮想現実の世界を覗いてみると、その足場は地上60メートルの高さに掛けられていました。

この高さを経験するという教育なのです。

センサーが足の動きを感知し、実際に歩いた通りに映像の中の足場を進んでいきます。

風が強い。

ヘッドフォンから聞こえるのは風の音。

扇風機で実際に風を当て、臨場感を高めています・

そして最後にここから飛び降りるのです。

嫌だな・・・行きたくない!

一歩踏み出します。

地上に落ちました。腰のあたりがゾワゾワしています。

実際に高所の経験が豊富な作業員が体験しても、恐怖のあまり思わず声を出してしまいます。

女性は

ちょっと無理です。

飛び降りられず、途中で断念。

VR墜落体験教育は実に4人に1人が飛び降りられませんが、これも教育の内だといいます。

品質安全管理部の土屋浩部長は

高所は怖いと、危険を察知する意識づけができればいい。

株式会社明電舎はこれまで人形を落とした衝撃を受け止めるもらうことで恐怖を感じてもらう教育をしていました。

それがVRを活用することで、よりリアルな恐怖を感じてもらえるのです。

東北楽天ゴールデンイーグルス

プロスポーツの世界でもVRの活用が始まっています。

東北楽天ゴールデンイーグルスの今江敏晃選手。

最近、試合前にVRを使ったトレーニングに取り組んでいます。

東北楽天ゴールデンイーグルスが今シーズンから実験的に導入したバッティングのトレーニングシステムです。

東北楽天ゴールデンイーグルスと株式会社NTTデータが共同で開発しました。

今江敏晃選手はこの日対戦する北海道日本ハムファイターズのメンドーサ選手の投球を確認します。

これは真っすぐ?ツーシーム?

インコースのツーシームあります?

今江敏晃選手によると

対戦相手のピッチャーがマウンドにいて、自分がバッターボックスに立つ場面は本当に試合でしか味わえないので、映像だが、その感覚で立てるのはすごく大きい。

このシステムの開発に携わったチーム戦略室の上田顕室長。

チームのトレーニングを担当しています。

元々、ビデオ映像やデータを使ったトレーニングシステムはやってきたが、選手がリアルに体験できるものを探したところVRを見つけた。

試合

この日の夜、北海道日本ハムファイターズとの試合が始まりました。

先発のメンドーサ投手は速球が微妙に変化するツーシームが持ち味です。

今江敏晃選手は打てるのか?上田顕室長も見守ります。

今江敏晃選手の初打席、VRで予習したインコースのツーシームを狙っていました。

結果は内野ゴロでしたが、上田顕室長は前向きです。

今江選手本人はいけると思って、ちょっとずれたのではないか。

4回表、再び今江敏晃選手に打席が回ってきます。

今度は初球のカーブをバントし、出塁に成功しました。

上田顕室長は

完全に意表を突いた。

今江敏晃選手はこの日、メンドーサ投手から2打席1安打。

バントの成功はトレーニングの効果なのでしょうか?

バントはいいポイントでやらないとヒットゾーンにいかない。VRはイメージが沸くのですごく良かった。

去年まで2年連続で最下位の東北楽天ゴールデンイーグルス。

上田顕室長はVRがチームの飛躍の起爆剤になると考えています。

バッターだけでなくて、いろいろ他の使い方もある。VRを使うことで、どれだけレベルアップできるかが焦点。

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