[WBS] 「商品のファン」を「大使」に任命!消費者にも企業にもメリット!?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

日本マクドナルド株式会社の新商品発表会の様子、カメラを横に向けてみますと座っているのは記者ではなく一般の人達。

スマートフォンを片手に写真を撮ったり、文章を書いたりとTwitterやFacebookなどのSNSで発信をしています。

いま企業はこうした人達を自分の会社の「アンバサダー」、いわば大使に任命しPRしてもらおうという戦略に力を入れています。

参加者にも様々な特典があるという「アンバサダー戦略」を取材しました。

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日本マクドナルド株式会社

日本マクドナルド株式会社が4月3日に発表した新メニュー、「グラン」シリーズ。

サラ・カサノバ社長は、

この「グラン」シリーズは日本のお客様に大きな喜びをもたらすために作った。

会場には報道陣に混じりマクドナルドのファン120人の姿も。彼らは日常的にSNSでマクドナルドの情報を発信するマックファンです。

みんなスマートフォンをいじっています。何をしているのか見てみると、「濃厚な100%ビーフとふんだんな野菜をクリーミーなソースでまとめた8種類の具材の組み合わせが絶妙」。

マクドナルドのファンは、

インスタグラムやブログで案内しようと思っている。

いま企業はこうした自社製品のファンをアンバサダー、いわば大使として積極的に情報発信してもらう戦略に力を入れています。

企業はアンバサダーに対し、お金を一切支払いませんが、その代わりにこうして発表会に招いたりする特典を提供しています。

新商品をいち早く食べてもらうことも特典のひとつです。

マクドナルドのアンバサダーは、

このてりやきは優しい。

普通のてりやきよりちょっとさっぱり。

さっそくSNS上に書き込みます。こうして情報が拡散していくのです。

日本マクドナルド株式会社は自社のメールマガジンに登録し、SNSをよく使うファンを優先的にイベントに招待しています。

今後もこうした一般人のアンバサダーを様々なイベントに招待していく考えです。

日本マクドナルド株式会社のコミュニケーション本部、長谷川崇マネージャーは、

自信のある商品を提供しているので褒めていただければと。発信しなくても友達や家族には話すだろうし、そういったところもプラスになると考えている。

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

コンビニ最大手の株式会社セブン‐イレブン・ジャパンもアンバサダー戦略を開始。

始めたのはセブンスイーツアンバサダー

コンビニで販売しているケーキなどを広めるアンバサダーです。

セブン-イレブンのホームページからセブンスイーツアンバサダーに登録することができます。

どんなものなのか試しに登録してみました。

まずは自分がよく使うSNSのアカウントを登録。

ブログをお持ちの方はブログのURLを教えてください。

SNSやブログなど、どんなもので発信できるか入力します。必須の項目に全て答えて登録すると、

アンバサダーの認定証が届きました。

認定されると自分専用のページにログインでき、顔写真も変更可能です。

皆さん、認定証を持っています。すでにスイーツアンバサダーになった方、結構いらっしゃいますね。

検索してみると早速、スイーツアンバサダーとして感想を載せている人も。

「アンバサダーはタダで宣伝してくれる人?」

株式会社セブン‐イレブン・ジャパンの販売促進部、宮地正敏統括マネージャーは、

何もないとモチベーションは上がらないので、新商品の事前試食会、割引クーポンなどを定期的に発行していこうと。

まずはSNSをよく使う若者に人気のスイーツからアンバサダー戦略を始めます。

1年間で20万人の登録を目指すという株式会社セブン‐イレブン・ジャパン。そこにはさらなる狙いが、

これから先、拡大していってお客様からの声に基づいたマーケティングで次の商品につなげていく。そういったことも将来的に進めていければ。

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社

こうした企業から依頼を受けてアンバサダーを募集しプログラムを運営している会社があります。

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社は日本マクドナルド株式会社や日本マイクロソフト株式会社など50社以上と契約を結び、20万人以上のアンバサダーを抱えています。

例えばうどん専門店の丸亀製麺。季節限定の新商品「春のあさりうどん」をPRするため、アサリがいくつ入っていたかを消費者にSNSで投稿してもらう企画を実施。

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社の上田怜史社長は、

食べた後の殻を写真で上げているのがアンバサダーっぽい。いかに写真で表現するかがうまい。こういう人は説得力があっていい。

個別のアンバサダーがいつ、どんなメディアに投稿したか、どれだけ拡散してPR効果があったかを独自のシステムで分析します。

さらに、

アンバサダーがどんな発言をしているのか、われわれが目でチェックして一人一人どんな貢献しているか把握するようにしている。

特に口コミの影響力がある人には特典が当たりやすくなるように企業側にフィードバックしています。

アンバサダー戦略の著書もあるアジャイルメディア・ネットワーク株式会社の徳力基彦取締役は、

ソーシャルメディアによりユーザー自信がメディア化している。1,000人のアンバサダーが1人100人ずつ声をかけたら10万人届くかもしれない。新しいコミュニケーションの形として見えてきている。

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