[WBS] 伝統文化を体験。「寺社フェス」って何?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

寺社フェス

東京の日本橋で行われているイベント。

僧侶が節に合わせてお経を読み上げる声明。

このイベントは寺社フェス「向源」。

「向源」は寺や神社が宗派を超えて開催しています。日本の伝統文化を体験できるイベントです。

船の上で開かれた茶会。
青空の下、心地よい風に吹かれてお茶を楽しむイベント。

ビルの一室で行われているのは座禅。
座禅といっても足を揉みほぐしたり、軽く体を動かすことでリラックスする「頑張らない座禅」。

さらには書道や能楽など様々な形で日本の伝統文化を気軽に体験するイベントです。

イベントを始めた理由

主催者の一人、青江覚峰住職は


昔から寺や神社は文化のゆりかご、文化の発信基地だった。

日本の文化の多くが仏教や神道にルーツを持ちます。
普段は意識しない日本文化の再発見してもらうことが目的のひとつです。

さらにこんな事情も


宗教観が希薄なっているのは実際にあると思う。

東京などの都市部は地方出身者が多く檀家として寺に属さない人が増え続けています。

再度、寺や神社の存在に気付いていもらうことも目的です。

寺社フェス「向源」

寺社フェス「向源」は今年で6回目。

期間とイベント数を大幅に増やし、開催場所を日本橋周辺に選びました。


今まで伝統宗教、伝統工芸、伝統芸能といろいろ関わってきた。唯一関われなかったのが伝統商売というところ。

青江覚峰住職は老舗企業も伝統文化のひとつだと考えたのです。

株式会社戸田家商店

創業144年の手ぬぐい問屋、株式会社戸田家商店。

今回の寺社フェス「向源」に協力しています。

オリジナル手ぬぐいの制作などを依頼したのです。

日本橋は高級なイメージが高く周辺はオフィス街、休日はお客様が多く集まりません。

株式会社戸田家商店の宮川慎一さんは


日本橋を盛り上げてもらえるのは私たちとしてもありがたい。

株式会社にんべん

創業317年の鰹節専門店、株式会社にんべんも寺社フェスに期待しています。

2年前にオープンした飲食店「日本橋だし場 はなれ」。

出しを生かした料理で家庭で馴染みが薄くなっている鰹節を普及されるのが目的です。

伊藤優店長は


気軽に出しを楽しんでもらえるようにポップでカジュアルな店を出した。

寺社フェス「向源」とコラボして期間限定で提供している「初夏のお寺御膳」。

青江覚峰住職が料理を監修しています。

通常、昆布出汁を使用する精進料理をを鰹節でアレンジしています。

株式会社小津和紙

寺社フェス「向源」では和紙の紙すき体験を行っていました。

開催していたのは創業363年の株式会社小津和紙。

写経するときに欠かせない和紙は昔から仏教と深いつながりがあるということで今年から寺社フェス「向源」に参加しています。

和紙は作り手の減少など将来への不安もありますが、こうしたフェスへの参加で新たな購買層の開拓につなげたい考えです。

株式会社小津和紙の高木清さんは


フェスティバルにわれわれが参加することでお客様に和紙を知ってもらえる機会になる。


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