[がっちりマンデー] 「意外に国産」ビジネス!(2)

「意外に国産」ビジネス!

キリンビール株式会社

意外に国産、続いては東京・中野区に本社を構える皆さんご存知のキリンビール

キリンが手掛ける意外な国産って?

マーケティング部の藤田智彦さん、キリンは何を国産に?

それはバドワイザーハイネケン!海外のビールです。

「スゴいカメラ目線・・・」

失礼致しました。

大丈夫ですよ、藤田さん。

販売額世界1位、アメリカが誇るバドワイザー。

ヨーロッパNo.1、オランダのハイネケン。

この2つの海外ビール、日本で飲まれているものは輸入ではなく、キリンビールが国内の工場で作っているんです。

国内で製造する理由

でも、わざわざ国内で作る理由って?

鮮度の高い商品を届けられる。

「味が違うんですか?1ヶ月経ったものその日作ったものでは?」

そうですね、え~・・・

「今、何の確認ですか?」

日本で作るとコストは掛かりますが、輸入するときの関税や輸送費を考えると費用はトントン。

だったら出来たての美味しいビールを提供したい。との思いから国内の工場で作っているのです。

「バドワイザーは飲みますか?」

私も海外ビール大好きで、毎晩バドワイザー美味しく頂いています。

「『一番搾り』『バドワイザー』どっちが好きですか?」

そうですね、えぇ・・・その時の気分によって使い分けて頂けると。

キリンビール滋賀工場

でも本場アメリカの味をどうやって作っているんでしょうか?

それをこの目で確かめたいと滋賀県多賀町にあるバドワイザーの製造工場へ。

最初の工程、浅野宏輝さんによると、

麦のジュースを作る工程になります。

ビール作りはタンクの中に麦芽を入れお湯と混ぜ合わせるところから始まります。

これが麦のジュース。

そこに苦味や香り付けのためにホップを投入するのですが、

本社からレシピが送られてきまして、厳しいレシピ通りに行うかなり厳しい

ここにビールはバドワイザー本社から届く極秘レシピを元に製造。

で、このレシピがかなり細かい。

バドワイザーの原料は限定されている。「このホップを使え」とホップの加工・販売会社も指定

「麦も同じですか?」

麦芽も同じです。

原料となる麦とホップはバドワイザーが指定した海外の生産者のものしか使えません。

それだけじゃありません。

使用している水もアメリカ本社で厳しい基準がある。企業秘密なんですけど数十項目

原料に使う水も水質や含まれる成分に細かい基準が何十項目もあります。

基準をクリアした水を日本で調達するのが一苦労なんですって。

試しにこだわりがいっぱい詰まったバドワイザー専用の水を飲んでみると・・・

「全然分からないですね!」

そしてここからがいよいよ本番。

アメリカから送られてくる酵母を保管している酵母タンク

酵母がこちらです。下に溜まっている部分が酵母。酵母の特性で味は変わってきます

ビールの味を決める発酵。そのための酵母は、これまたアメリカから送られてきた極秘のオリジナル酵母。

さらに秘伝の隠し味が!

バドワイザー特有の工程でビーチウッドというウッドチップを入れる。

木のチップを入れることでバドワイザーらしいすっきりとした味。色が薄い。

「薄いですよね。」

すっきりという表現で。

バドワイザー特有の「すっきり」の決め手はブナの木片を入れること。

この工程によって世界で一番飲まれているあび軽やかな味わいになるのです。

国内ブランドのビールや発泡酒の出荷量は13年連続で減少傾向にあるのに、バドワイザーとハイネケンは去年より出荷数が増加するという大健闘ぶり。

2016年 2017年
バドワイザー 73万ケース 74万ケース
ハイネケン 73万ケース 75万ケース

キリンビールは海外のビールを国内で作ってがっちり!