行田市鉄剣マラソン大会
4月2日、埼玉県行田市。
毎年恒例のマラソン大会「行田市鉄剣マラソン大会」がスタートしました。子供から高齢者まで約3,000人がゴールを目指します。
その会場には様々なグッズを売るところがあります。
中にはちょっと変わったモノもありました。
試し履きしてみませんか?
足袋なの?
足袋シューズです。
きねや無敵というシューズ。つま先が足袋のように分かれています。
試しに履いてみたランナーは、
履き心地が気持ちいい。
軽い履いていない感じ。
靴を履いていないかのような感じ。裸足感覚が最大の特徴です。
きねや足袋株式会社
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作ったのは地元、行田市の会社。
きねや足袋。従業員40人の中小企業です。
昔ながらの手作業を守る足袋作りの老舗。
行田市は足袋の街。最盛期には全国の8割を作っていました。
しかし、かつては200社あった足袋メーカーも現在は7社に。
きねや足袋の3代目社長、中澤貴之さん(40歳)。
立体的になっているので気持ちよく履ける。
足の形にピッタリと沿う作りが高く評価されています。
あの狂言師、野村萬斎さんも使う一品です。コハゼと呼ばれる金具には萬斎さんの名前が書かれています。
ミシン
伝統の足袋作りを支えるのがミシン。100年以上前、ドイツで作られたといいます。
このミシン、ある特徴があります。ひだを作りながら縫うことができるのです。
ポイントは他のミシンにはない部品。先端が何かを掴むような形をしています。
この部分で布を抑えると山ができます。そこを縫うことでひだが作られるのです。
これが足にピッタリ沿う足袋を作り出していました。
長年受け継がれてきたミシンと熟練職人の技。
その2つがきねや足袋、88年の歴史を紡いできました。
それが新たに足袋シューズ無敵を生み出したのです。
経営危機
今、その伝統が危機に直面していました。
既存のお客様は壊滅状態。既存のお客様にアプローチをかけて、いくらかでもマイナスを減らしていくか。そこを見切って新規開拓でいくか。
足袋の需要の激減で売り上げは右肩下がり。
しかし健康ブームでランナー人口は増えています。
そこできねや足袋はマラソンシューズに社運を掛けることにしたのです。
伝統的な足袋作りの技術を使って新しい何かを生み出さなければならない。
そして無敵をさらに進化させた足袋シューズの開発。
未来に向けて今、老舗が走り出します。
「陸の王者」を目指せ!
日本人の足を知り尽くした男。足袋作りの技で究極のマラソンシューズを作ります。
より裸足感覚に近い状態になっています。
かつてない薄底で裸足感覚を極めます。
一方、そこに現れた常識破りの超厚底。
作ったのはスポーツブランドの巨人。
すごい反発力だ。
最新技術が可能にした異次元の走りがベールを脱ぎます。
社運を掛けた新作の足袋シューズにまさかのトラブル。
不良品がお客様から届いて…。
老舗の挑戦は伝統を守れるのか?
一生、これ改善できませんよ。
「陸の王者」を目指せ!
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