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[WBS] 【THE行列】こどものまち

2016年11月5日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

デザイン・クリエイティブセンター神戸

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神戸市が創造と交流の拠点として運営するデザイン・クリエイティブセンター神戸。

10月9日、そこに子どもたちの行列がありました。

離れた所で親たちが見守っています。

入り口には「ここから先は子どものみ!」の注意書きが。

こどものまち「ちびっこうべ2016」

10月に神戸市が開催した、こどものまち「ちびっこうべ2016」。

4日間の開催期間中、毎日100人以上が行列を作りました。

子どもたちがまず向かうのは、ハローワーク。

何がしたい?

およそ40ある職種からやりたい仕事を選びます。

彼女が選んだのは巫女。

その仕事はおみくじを引いてもらうことです。

こちらは写真スタジオのカメラマン。記念写真を撮ってもらった子どもから報酬が支払われます。

専用通貨のキート。

このキートで「こどもまち」では買い物ができるのです。

ミニ・ミュンヘン

この「こどものまち」はドイツのミュンヘンで1979年に始まったイベント「ミニ・ミュンヘン」をモデルにしています。

日本でも10年ほど前から子どもの教育に役立つと導入する自治体が増え、現在は100ヶ所ほどで開催されています。

神戸市では今回が3度目の開催。

主催者のリーダーがデザイン・クリエイティブセンター神戸の中野優さん。

自分たちが町をつくり、運営して、そのフィードバックが返ってくる。そういう体験をしてもらおうと思ったのが1番の始まり。

飲食店街

こちらの「こどもまち」で人気のスポットがユメミセという名の飲食店街。

事前に応募した子どもたちが3ヶ月掛けて準備した15の店が並びます。

店作りを手伝うのはその道のプロたち。

編集者の石躍凌摩さん、宮大工の菅野勝友さんなど合わせて45人がボランティアで参加しました。

巨大な丼が目印の「次世代のそぼろ屋」。シェフは小学5年生の坂本浩理くんです。

火強いな。

坂本浩理くんたちを見守るのが料理人の上野直哉さん。

経営する割烹料理の玄斎は2016年のミシュランの二つ星を獲得。凄腕の料理人なんです。

その上野さんが8月から坂本浩理くんたちに料理を教えてきたのです。

そして完成したのが「次世代のそぼろ丼」。

坂本浩理くんによると

だしがきいた卵を半分、半分が味の濃いおいしい肉を入れた。

味付けは子どもたちのアイデアで甘くしました。

食べたお客様の評価は、

おいしい。

「次世代のそぼろ丼」は約3時間で完売。

スタッフに9キートの給与が支払われました。

店長は

いっぱい来てくれたから嬉しかった。あしたも頑張りたい。

どうしたら店がもっと良くなるのか、自発的なミーティングも。

肉まんを片手とかで渡さない。それは気遣い。マナーとして。

主催者のリーダーがデザイン・クリエイティブセンター神戸の中野優さんは、

自主性や創造性、新しい可能性を広げることは、子どもの時期に味わってほしい、体験してほしい。

子どもたちの創造性を育むイベントとして、ますます広がっていきそうです。

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