[WBS] いま「焙煎」が売れるキーワード!?焙煎体験ができるコーヒー店!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

コーヒーのトレンドを巡る新たな動きです。

このグラフは国内のコーヒー消費量です。

20年前に比べると3割ほど伸び、今も拡大を続けています。

お客様の前で1杯づつコーヒーをいれるサードウェーブの台頭など次々にトレンドが生まれていますが、コーホー業界が次のトレンドとして注目しているのが「焙煎」です。

元々、コーヒーとは切っても切れないはずの焙煎がいま注目されているのはなぜなのでしょうか?

キーコーヒー株式会社

5月にオープンした錠前屋珈琲。

コーヒー大手のキーコーヒーが手掛ける店です。

その売りは店舗の奥に鎮座するロースター(焙煎機)です。

ローストマイスターの林稔さんは、

非常に小型のタイプで1キロの容量の釜。

焙煎初心者でも比較的安定した仕上がりの焙煎が可能。

キーコーヒーはここで長年培った焙煎のノウハウをプログラミングした焙煎機の時間貸しや焙煎体験を提供しています。

どういう火のかけ方をするかによってコーヒーの味が大きく変わってくる。

それを見ながら体験していただければ。

7月30日、焙煎体験をしたのはこちらの親子。

だいぶ色がついてきました。

焙煎の深さ、つまり焼きの強さを変えて味の違いを確かめます。

今回が中煎りと深煎りの味の違いを確かめます。

中煎りはフルーティーな酸味がある。

同じ原料でも火のかけ方や焙煎の深度で大きく味が変わってくる。

お客様の好みに合う味に仕上げるという意味では焙煎の加工が大きな要素となる。

週に2度開かれるこの焙煎体験、毎回ほぼ予約で埋まります。

その反響の高さから手応えを感じています。

8割が一般の人で女性が多い。

コーヒーのすそ野を広げていく。

焙煎のノウハウもシェアしながらおいしさがシェアできればと考えている。

サントリーコーヒーロースタリー株式会社

消費者の焙煎への関心に注目した企業はほかにも。

パナソニックは家庭向けに焙煎機と豆の定期販売を展開。

スターバックスも焙煎施設を備えた店舗を目黒区で2019年初めにもオープンする計画です。

そして缶コーヒーでも。

サントリーはおよそ20億円をかけ新工場を建設。

その目玉がこの新しい焙煎機です。

温度や熱のかけ方を細かく調節でき、豆の特徴や求める風味に合わせ従来の3倍、30万通りの焙煎が可能になりました。

コーヒー3万杯分が冷やされている。

一度に300キロの豆を焙煎することができ、生産能力も1.7倍に引き上げました。

8月に発売の新製品でもこだわったのは焙煎。

この焙煎工場を名前入りで紹介し、苦味を抑え甘い香りが続く変化は焙煎によるものだと強調しました。

淹れたてのコーヒーのような最後に味わいが残る。深みを感じます。お店で飲んでいるコーヒーによりこちらの方が近い。

コーヒー市場が拡大する中でコンビニの淹れたてコーヒーやペットボトル入りに押され気味の缶コーヒー。

焙煎という原点回帰でお客様のニーズを掴んでいく考えです。

サントリー食品インターナショナルの柳井慎一郎常務執行役員は、

Back to Basic(原点回帰)のところはある。

お客様がコーヒーやコーヒー飲料に求める味へのニーズがどんどん広がってきている。

「たかが缶コーヒー、されど缶コーヒー」を合言葉にして下降傾向だからこそここで中身の革新をしたい。