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[モーニングサテライト]【売れるエンタメ】「企業をデザイン」佐藤可士和!

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ユニクロや楽天など大企業のブランド戦略を手掛け多くのヒット商品を仕掛けるデザイナーの佐藤可士和さん。

新たにデザインした企業に秘めた思いとは…

佐藤可士和

[blogcard url="http://kashiwasato.com/"]

東京・日本橋に完成した武田薬品の新しい本社ビル。

池谷享キャスター、

今回の主役は皆さんよく知っているけど、どういう関係なんだろうって思うと思います。

こんにちは、宜しくお願いします。

出迎えてくれたのは日本を代表するクリエイティブディレクターの佐藤可士和さん。

ユニクロや楽天のグローバルブランド戦略を手掛けたり、よく知られるシンボルマークを作るのもお手のもの。

例えばホンダの軽自動車「N」シリーズのブランディングを手掛けNO.1のヒット商品に育て上げたのも佐藤さん。

デザインの力で経済を動かしてきた佐藤可士和さんが今回の【売れるエンタメ】。

武田薬品工業株式会社

[blogcard url="https://www.takeda.com/jp/"]

世界中から人が集まる武田の本社をどのようにデザインしたのでしょうか?

1階エントランス

エントランスでまず目を引くのはこのでっかい、黒い…これ何ですか?

お客様を迎えるベンチでオブジェ。

周囲がベンチになっている大きなオブジェがありました。

今回、テーマは生きる力。武田は人間の生きる力をサポートしている。

命の出発は「水」とか「光」。「命の源」を表現してお迎えしよう。

「これは一体何なんですか?」

「光」という漢字。

壁には「光」という漢字が表現されていました。

「水」と連続になっているんですね。

そして「水」。

国産のヒノキ材を使った装飾です。

武田は「日本発祥のグローバル企業」。

「世界に発信することを考えてほしい」と。

木を使ったものはたくさんあるので、武田ならではのメッセージに置き換える。

日本で生まれたグローバル企業を表現するためのデザインなのです。

4階受付

それはこちらにも。

入った瞬間に1階とは完璧に色味が違う。

1階はビルのエントランス。4階は武田の受付。

ヒノキの木材をふんだんに使った受付。

木の持っている生命力を感じてもらう空間です。

ここにも漢字がありました。

「木」と「土」です。

そしてこちらは「人」。

今回、佐藤さんは武田を表現するモチーフとして8つの漢字を会議室など様々な場所に散りばめました。

残りはこの3つ。分かりますか?

答えは「絆」「未来」「生きる」でした。

20階ライフカフェ

続いてやってきたのは…

「うちの会社の2~3倍はあるんですけど。」

特に佐藤さん、食堂には力を入れました。

食事だけではなく打ち合わせもできる空間です。

スカイツリー独り占めみたいな。

窓辺は人よりも仕事がしやすいカウンターに。

カフェで皆さん仕事ををする?

いろんな働き方の意味も含めて「居心地がいい空間でやりたい」ということ。

空間のデザイン性が大事だと思っていて、やることは同じだけど「ここに来るとやる気が出る」「リラックスする」とか空間のデザインの力。

今回のオフィスデザイン、1年半かけて作り上げました。

「一番難しかったことって何ですか?」

オフィスのブランディングはメッセージが強すぎると毎日うっとうしい、弱すぎると全然伝わらない。

さじ加減が難しい。

全部やりすぎるとくどい。

ちょっとしかないと物足りない、気づかれない。

オフィスフロア

オフィスフロアには装飾はあまりありません。

会議の場所などポイントポイントでメッセージを感じるデザインになっています。

いまや大企業に引っ張りだこの佐藤さん。

「佐藤さんにとって『売れるエンタメ』ってなんですか?

本質。

本質的なものが伝わって人の心が動く。

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