[WBS] 治る最前線!「円形脱毛症」の最新治療!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

年齢に関係なく誰もがなり得るという円形脱毛症。

その最新治療を取材しました。

円形脱毛症

気付かないうちに発症する円形脱毛症。

若い頃に円形脱毛症になったことがある。

大きさは500円玉くらい。触ったらつるつるだった。

円形脱毛症は重症化すると広範囲に渡って脱毛が広がることがあります。

30代の吉村さやかさんは7歳の頃、突然円形脱毛症を発症し長年カツラを着用してきました。

髪がないのを隠していることがつらかった。

子供の頃からカツラを被ってためウソをついて水泳の授業などを休んでいたといいます。。

髪がないことを隠さなければいけないからウソにウソを重ねる。社会や他者とのつながりにくくなる。それが一番つらかったこと。

円形脱毛症の患者数は推計で100万人以上。

気付かないうちに自然に治るケースもあるといいます。

免疫機能の異常によって発症します。

長年、ストレスが原因と思われてきました。

順天堂大学の皮膚科、池田志斈教授は、

ストレスは関係ないと考えている。円形脱毛症にかかると患者のQOL(生活の質)が下がる。社会的な活動が制限される。

日常生活に大きな支障をきたす円形脱毛症。

その治療の最前線を追いました。

順天堂大学医学部附属順天堂医院

都内に住む山下百合子さん(仮名・70代)。

これはウィッグ。いろいろ作りました。

山下さんは10年ほど前に円形脱毛症を発症し、カツラを使ってきました。

この辺全体に髪がなかった。

治療を続け、現在ではカツラがいらないほど改善したといいます。

果たして、どのような治療を受けたのでしょうか?

この日、病院を訪れた山下さん、まだ完全には治っていないため現在も治療を続けています。

医師が準備したのは、

SADBEという薬剤。

この薬を塗ると軽いかぶれを起こすといいます。

そのかぶれが治療のカギを握ります。

塗っていきますね。

医師が薬を山下さんの頭に塗っていきます。

行っているのは局所免疫療法という治療です。

本来、ウイルスなどを攻撃する免疫細胞に異常が起こり髪の毛を作る細胞を攻撃してしまうことで毛が抜けます。なぜ異常が起こるのか原因は分かっていません

この治療では薬で意図的に頭皮にかぶれを起こします。すると髪の毛を攻撃していた免疫細胞がかぶれた場所を治そうと移動し髪の毛への攻撃が治まります。そのため症状が改善するのです。

1~2週間に1度治療をします。

この治療は保険が適応されておらず病院によって治療費が異なります。

別の患者さんの写真です。

4ヶ月ほどで症状が改善しました。

池田医師は、

局所免疫療法は3割の人に有効。かぶれがひどくならないように配慮しながら行う。

浜松医科大学医学部附属病院

局所免疫療法が効かない患者に対する新たな治療も登場しています。

約10年前から円形脱毛症を患っている30代の田中勇介さん。

いろいろな治療を続けてきましたが、

少し触るだけで髪がぽろぽろ抜ける。なんというか絶望。直接命に関わる病気ではないが心をやられる病気

田中さんはこの病院で新しい治療法を始めました。

まず医師による診察。

頭皮の写真を撮り髪の毛の状態を調べます。

頭皮の様子が映し出されました。

この毛は途中で切れている。この毛は太くなったり細くなったりしている。円形脱毛症が進行している。

円形脱毛症になると髪の毛が育ちにくくなるため生えてきた髪が細く切れやすいといいます。

いよいよ治療が始まります。

エキシマライト。

治療に使うのはエキシマライトと呼ばれる特殊な紫外線を発生する装置。

紫外線には免疫細胞の活動を抑制する効果があります。

エキシマライトは効果が出やすいため照射の回数が少なくて済むといいます。

いきますね。

毛が抜けた部分に10秒間ずつ照射します。5分ほどかけて頭皮全体を治療します。

治療は保険が適応され3割負担の場合、約140円

これは別の患者の写真。

治療を始めて2年後、髪の毛が徐々に生えてきています。

浜松医科大学の皮膚科、伊藤泰介病院准教授は、

エキシマライトは一定の患者に効果がある。痛みやかゆみがないので副作用が少なく効果を上げられる。

誰もがなり得る円形脱毛症。

異常を少しでも感じたら専門医の親切を受けることが大切です。

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