[WBS] 【ロングセラー研究所】るるぶ

ワールドビジネスサテライト(WBS)

るるぶ情報版

1983年、東京ディズニーランドが開園、旅やレジャーを楽しむ人が増えた時代です。

その翌年に生まれたのロングセラーがあります。それは全国の観光地でいまも大活躍しています。

大阪から東京観光に来た女性たち。

今からここに行きます。抹茶アイスの専門店。

手にしていたのは旅行ガイドブック「るるぶ」です。

食べ物がいっぱい載っていて地図も一緒にあるので分かりやすい。

正式名「るるぶ情報版」は国内外の観光地を紹介するガイドブック。食や遊びの情報が充実しているのが売りです。

発売から33年、4億5,000万部を世に出したロングセラーの秘密に迫ります。

株式会社JTBパブリッシング

るるぶを発行しているのは旅行会社JTBのグループ会社、株式会社JTBパブリッシング。前身の日本交通公社時代から旅の情報誌を出版していました。

しかし中身を見てみるとほとんどが文字情報。あとは地図やイラストがわずかにあるだけ。

そして1980年代、豊かになった日本では旅行ブームが到来。そこで株式会社JTBパブリッシングの第一情報事業部、宇佐美睦部長によると、

写真をふんだんに使うような旅行情報誌に挑戦してみようと。

こうして生まれたのが「るるぶ情報版」です。創刊号は京都でした。ちなみに「るるぶ」とは「見る」「食べる」「遊ぶ」の語尾をつなげた言葉です。

その後も各観光地を網羅。これまでと違い文字情報だけでなく写真を多く使ってビジュアル的にしました。さらに現地での遊び方なども紹介。提案型にこだわりました。

現在までに実に5,000以上のタイトルを販売するロングセラーとなりました。

その秘密を探りに編集部を覗いていみました。

編集部

4月にリニューアルする「るるぶ銀座」の会議。

「るるぶ」の定番シリーズは年1回改訂。1冊の半分近くを最新情報に書き換えるといいます。

編集記者の第二情報事業部、奥村美里さん。今回の目玉は、

「銀座でクラフトビールが飲みたい!」という特集をやってみたいなと。

もちろん情報は足で稼ぎます。

麦酒屋るぷりん

銀座に出かけた奥村美里さんたちが訪ねたのはクラフトビールの専門店「麦酒屋るぷりん」。

ここは全国から厳選したビールが味わえると人気の店です。

一通りビールの取材を終えた奥村美里さん、あるものを見つけました。それはかき氷

「何故かき氷を出そうと思ったのか?」

「麦酒屋るぷりん」の西塚晃久店長は、

女性客にたくさん来てもらえる店にしたかったので。デザートがある店にした。

この情報も記事にすることを決めました。

こうした現場で見つけた小さな発見を何より大事にしているといいます。

そのワケは、

ネットの情報だとタダで手に入る。わざわざ本にお金を払って買ってくれている読者のために本を開ければ新しい発見があるようなネタをどんどん入れていきたい。

ロングセラーの極意

今では鉄道の沿線シリーズやプロ野球チームをテーマにしたものなど毎年約200タイトルを出版。

発行点数世界一のガイドブックとしてギネスに認定されました。

そんな「るるぶ」のロングセラーの極意とは、

自分たちが面白がり、工夫をし続ける、そしてお客様とつながり続ける。それを粘り強くするという意思が一番大事。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする