[WBS] 3人殺傷・・新幹線の安全対策は?海外の鉄道では金属探知機も!?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

逃げ場のない新幹線という密室でわずかな時間に次々と襲われた凄惨な事件。

今後このようなことが起こらないためにどのような対策が必要なのでしょうか。

東海旅客鉄道株式会社

2015年、「のぞみ225号」の車内で男がライターでガソリンに着火し焼身自殺。巻き添えとなった52歳の女性が死亡しました。

JR東海は火災発生に備え防炎マスクや耐火手袋を新たに装備。訓練も行っています。

さらに可燃物の持ち込み制限の強化や車内への防犯カメラの設置を進めています。

2016年には東海道新幹線で包丁を持った男が暴れ、止めに入った車掌が怪我するという事件が起こりました。

JR東海は新たな対策として防犯カメラと非常ブザーを連動させ、運転台や車掌室で即座に状況を把握できるように改修しました。

刃物を持った暴漢対策として座席を盾にする訓練も行っています。

JR東海の安全対策に専門家は・・・

関西大学・社会安全学部、安部誠治学部長、

防犯カメラには限界があり、今回凶器となった鉈のようなものがかばんに隠され持ち込まれたら発見できない。今回のような事件を事前に防ぐ点では有効ではなかった。導入された対策のひとつの限界。

海外の安全対策

海外での安全対策はどうなているのか?

ニューヨーク支局の宇井五郎記者、

ニューヨークでも最大規模のこちらの駅は銃を持った兵士が警戒にあたっています。

ニューヨーク市内の地下鉄と郊外を結ぶ長距離列車が発着するグランドセントラル駅。

1日約75万人が利用します。

ここでは兵士と警察官が警戒にあたっています。

警察犬を連れた警官が常駐している駅もあります。

一方、イギリスとヨーロッパ大陸を結ぶ高速鉄道「ユーロスター」。

専用ゲートを設置し、全ての乗客に手荷物検査と金属探知機を使った検査を実施しています。

またフランスの駅構内でも銃を持った兵士の姿が・・・

防犯カメラの映像をチェックしながら常時駅構内を監視。

テロ対策も踏まえた鉄道スタッフの特別な訓練施設も備えています。

ただユーロスターの場合、東海道新幹線と比べ定員は3割少なく、運行本数でも10分の1程度しかありません。

1日の利用客が多く、スペースが限られている日本の駅では海外のような安全対策の実施が困難なのも実情です。

鉄道会社だけで判断できる問題ではない。利用者が新幹線に何を期待するか、どこまでの安全を期待するか、改札を通るスピードを落とすことなくかばんの中の凶器を見つけることができる優れたセンサーを開発していく必要がある。