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[WBS] 新幹線の最先端工場を公開!「職人技」をロボットで再現!

2017年1月14日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

東海旅客鉄道株式会社

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静岡県浜松市にあるJR東海の浜松工場。東海道新幹線の車両を整備・点検するための工場です。

新たに完成した整備用のラインを公開しました。

その最大の目玉は「研ぎ」。

研ぎ作業

ロボットのアームが一斉に動き出しました。これは「研ぎ」と呼ばれる工程。

車体の色を塗り直す前に、塗料が定着しやすくなるよう車体の表面を削って少しザラザラにするのです。

従来の工場ではm、なんと人が二人がかりで研磨していました。新幹線の先頭は曲面が複雑なため機械による研磨が難しかったのです。

それを今回初めて自動化。きめ細かく力を調節できるロボットアームと、その先端で回転する丸い研磨装置、それが細かく動き回ることで複雑な曲面でも自動で磨けるようになりました。

東海旅客鉄道株式会社の田中雅彦浜松工場長は、

機械化で作業が均一にできるようになった。車両の品質向上にも意味があった。

塗装作業

先程、研磨した車体の塗装工程。

以前は一部、どうしても手作業が必要でしたが、今回100%自動化しました。

空飛ぶ新幹線

従来の工場で「空飛ぶ新幹線」として工場見学などで親しまれてきた工程。

「車体」と、それを支える「車台」を切り離す作業ですが、これが難関でした。2人のクレーンの資格を持つ担当者がそれぞれ2つのクレーンをぴったり息を合わせて操作するという職人技が必要だったのです。

それが新工場では1人で操作します。車体を持ち上げるのにかかる人数は2人から1人に減り、資格も必要なくなりました。

機械にできる作業を機械に任せることで、従業員はより品質や安全性に目配せできるようになったといいます。

最高の品質のものを出したい。万が一でも途中で止まることのないように。営業運転して乗客をたくさん乗せて帰ってきてくれたらいい。

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